我が家では220クラウン、GR86、そして妻のXC40があります。
これまでこまめに洗車はするものの、7年目のクラウンや4年目のGR86のヘッドライトが気になってきました。
対応:クラウン編
クラウンは左ヘッドライト上部のハードコートが剥がれてきており、早急に対応を考える必要が出てきました。
ハードコートが剥がれると黄ばみが発生し、最悪の場合ヘッドライト表面のひび割れが進行します。
こうなる前に対策が必要となるわけです。


まず思いついたのがDIY。自分で研磨して、市販のコーティング剤を施工する方法です。
私が持っているZOTAのポリッシャーは75mmと50mmが使えるダブルアクション。
50mm用の耐水ペーパーセットを購入しました。

準備万端といったところでしたが、
クラウンのヘッドライトは縦幅が狭くて初心者が磨くのは難しそう。以前タイヤ関係でお世話になったトータルリペアさんに相談してみることにしました。
ヘッドライトのハードコートが剥がれてきました。研磨とコーティングの料金を教えてください。
左右で16,500円になります。
コーティングはどのようなものになりますか。
ガラスコーティングになります。耐久性は保管環境にもよりますが、2~3年は大丈夫です。
それでは、お願いすることにします。
上のようなやり取りで、結局は業者さんにお願いすることにしました。
トータルリペアさんでは研磨後にガラスコーティングを施工することが分かりましたが、一方で私が以前購入しておいたコメリのヘッドライトコーティングなどもあって、業者施工のガラスコーティングと市販品のガラス系コーティングの違いをまとめてみました。
項目 | ガラスコーティング | ガラス系コーティング |
---|---|---|
主成分 | 完全無機のガラス成分(SiO₂系シリカ) | 有機樹脂+ガラス成分(シリコーン、ポリマー混合) |
皮膜の性質 | 硬化して強固なガラス状皮膜になる | 柔軟で樹脂に近いガラス様皮膜になる |
耐久性 | 高い(2〜5年程度) | 中程度(3ヶ月〜1年程度) |
施工難易度 | 高い(プロ向けが多い) | 比較的簡単(DIY向けも多数) |
耐熱性・耐候性 | 非常に高い(紫外線・熱に強い) | やや劣る(紫外線や高熱で劣化しやすい) |
透明感・光沢 | 高透明でクリアな仕上がり | 光沢はあるがやや劣る |
価格帯 | 高価(プロ施工で数万円) | 安価(市販品1,000〜3,000円程度) |
適用対象 | ボディ、ヘッドライト、ホイール等 | ボディ、ヘッドライト、簡易保護用途等 |
再施工のしやすさ | 旧被膜除去が必要(削る必要あり) | 上塗り可能な製品が多い |
※施工日は2025年7月10日です



対応:GR86編
さて、今度はGR86のヘッドライトになります。
ヘッドライトをよく見ると、すでに上部エッジ付近のハードコートが剥がれてきています。
クラウンとは車格の違いというか、ヘッドライトのハードコートの質も違うことが分かります。
クラウンのハードコートは6年もったのに比べて、GR86はおよそ半分ほどしか耐久力がなかったということになります。
以前、ヘッドライトプロテクションフィルムを施工したことがあります。

訳あって剥がしましたが、今回再チャレンジです。
GR86のヘッドライト形状はDIYでも比較的簡単に施工することができますし、同じKUNGKIC製のものをアリエクで1,300円ほどで購入することができたので、気軽に再チャレンジできました。
貼り付けの仕方を紹介する動画がYouTubeにたくさんありますが、私は下の動画を参考に施工しました。
- 施工液(ゲル)は市販品を購入(とても重要)
- 純水(余分なゲルを洗い流し、フィルムを密着させる)
- スキージー(付属の固めの小型スキージー、アストロのゴムスキージー)
- マイクロファイバーっクロス(吸水用)
施工液は家庭用洗剤で十分らしいのですが、前回は濃度の調整が上手くいかなかったため市販の施工液を試したところ、大変スムーズに作業を行うことができました。




左右ともに1mm程度の気泡が一か所ずつありますが、ほぼ満点の施工ができました!
ちょっと気になる点があるんです…


フィルムの都合上、ヘッドライトより若干小さめにカットされているため、1mm程度フィルムが貼れていない部分ができます。
ここは今後劣化が進むので、ちょっと気になりますね。
プロテクションフィルムを貼ったという安心感は大きいです。そして飛び石対策にも有効です。
※施工日:2025年7月3日
対応:XC40編
購入してから1年半しか経っていないXC40にはコメリのヘッドライトコーティングを施工することにします。

このコーティング剤は評判がとてもよく、すぐに売り切れになりますが、運よく入手できました。
「手ごろな価格」+「長期間の防護力」+「簡単施工」という三拍子が揃い、DIYユーザーから高い評価を得ています。
※施工後、追記します。