先日、近くのスーパーで「大阪フェア」が開催されていて、チラシに掲載されていました。
中でも目を引いたのが伊藤ハムが製造するあるウインナーでした。
関西圏の方なら、これだけでピンとくる食べ物らしいのですが、なにせ東北人の私、名前を聞いたのも初めてだったのです。
伊藤ハムのポールウインナー
1934年に関西で販売され、今では年間1億本、93%が関西向けというこのウインナー、発売当時は関東圏での販売網が脆弱だったため、すでに安価に出回っていた魚肉ソーセージの牙城を切り崩すことができずに今に至るらしい。
繰り返しますが、魚肉ではなく肉が主原料です。
旦那がこのウインナーを見た時、「こりゃ、懐かしいなぁ」と感慨深げに言ったので、その訳を聞いてみました。
今から50年ほど前の歯医者に行ってた頃、泣かずに治療を受けたらそのご褒美として買ってもらったウインナーフライの中身とそっくりなんだ。おばあちゃんに1本だけ買ってもらって、食べながら家に帰ったあの頃の風景が懐かしく思い出されるのさ。あのウインナーがこれとは限らないけどね。
この太さ(細さ)でこの長さのウインナーはこちらの生活圏ではまず見ることがないのですが、旦那が言うには太さと長さは思い出の食べ物と同じに写ったようです。
2袋しか残ってなかったのを速攻でかごに入れました。確か1袋450円くらいだったと思います。



ウインナーフライ
旦那が今日の夕食はウインナーフライにしてと懇願するものですから、当初予定のささみフライに加えて作ることにしました。
サクッと揚がったウインナーフライはプリプリで柔らかく、程よい塩気があってとても美味しく、一口食べただけで好きになりました。

魚肉ソーセージでは味わえない食感と肉の旨味がたまりません。ウインナーの太さも食べやすく、お子さんがいる家庭では大変喜ばれるに違いありません。



これなんだよ、これ!
旦那は頷きながら悦に入っています。これだけで美味しいのに、昔の思い出スパイスも加わればね。
このウインナーフライは、何も付けずにそのまま食べるのもよし、ウスターソースや中濃ソース、醤油でもバッチリ合うと思います。
食事のおかずにもよし、酒のつまみにもよし、だから食べ過ぎに注意!
関西圏の食べ物って美味しいです。これが関東以北ではなかなか食べられないのは残念としか言えません。
カレーのお供としても最高
このウインナーフライ、カレーのお供としても最高で、パキパキ系のウインナーよりも美味しいですよ。

東北地方でも販売してくれないものでしょうか。
通販サイトでも売っていますが、送料が高くて二の足を踏んでしまいます。