BS1「奇跡のレッスン」野球 ピッチャー を見ました。
毎回、貴重な教訓を与えてくれるこの番組に感謝します。
「奇跡のレッスン」、野球・ピッチャー編がいよいよ完結。大谷翔平選手やダルビッシュ選手の活躍するメジャーで、歴史に残る実績を残したランディ・ジョンソンさんが、中学生たちに熱血指導!ピッチャーという孤高のポジションに、メジャーでどう向き合い、どんな練習をしたか?現役時代は寡黙なイメージだったランディさんの熱い言葉が胸に迫る!こんなランディ、見たことない!?ファン必見、すべての野球好きに贈る!(公式ページ)
ランディ・ジョンソンさんはメジャーリーグで303勝を挙げたすごいピッチャー。40歳の時に完全試合を達成し、ベースボールの歴史に燦然と輝く方。
ピッチャーとして夢を持つ中学生を相手に、考え方と技術の基礎を教え込みます。一見地味な練習が、何よりも大切なのだと教えてくれます。
ジョンソンさんが若いころは制球が定まらず、フォアボールを連発して悩みに悩んだそうです。そんな時に「シーズン最多奪三振記録・通算最多奪三振記録保持者」のノーラン・ライアン投手からアドバイスを受け、それが大きなきっかけとなって大投手への足掛かりをつかんだそうです。
そのアドバイスとは・・・
「軸足も踏み出す足も、母指球に重心をのせる」
中学生にその練習を何度も何度も繰り返し実践させます。中学生の中には、「もっと実践的な練習をするのかと思った。」と少々残念がる子も。しかし、その練習によって「コントロール」「球威」に格段の差が出るようになるのです。
地道なことの積み重ねこそが、成功の礎となる
ジョンソンさんは、練習の最後にランをさせます。「今日はうまく投げられたから2往復でいいと思います。」と言った中学生に
「君たちは最高のピッチャーになりたいんだろう。ダルビッシュや前田のようになりたいのに、たった2往復なのか。」
と活を入れます。生半可な気持ちでは頂点を目指せないことを教えてくれます。自らを追い込んで、苦しい練習に耐えることが成功へのカギなのだと。
そして、練習中に何度も何度も投げかけていた言葉が、次の3点。
- 自分で自分をコントロールする
- 自分で自分を甘やかさない
- 素早く修正
一見簡単そうですが、強靭な精神がないと難しいこと。苦しい練習に耐え、様々な経験を積むからこそ会得できること。野球以外にも役立つ教訓だと思います。
いい番組を見させてもらいました。