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【公認心理師】第4回試験の結果が公表されました 今回の結果についてちょっとだけ考えてみました



10月29日、第4回試験結果の公表

第4回試験を受験された皆さんが待ちに待った日がやってきました。

 

本日午後2時に日本心理研修センターの公式サイトにアップされました。


参考
第4回公認心理師試験(令和3年9月19日実施)合格発表日本心理研修センター

 

合格された方、おめでとうございます!

残念だった方、Gルート最後の第5回試験、頑張ってください!

ちょっとだけ分析しました

第4回試験の合格基準が、第3回試験までと比べて変化がありました。

 

第3回試験までの合格点が、

「総得点230点に対し、得点138点以上の者」

だったのに対し、

「総得点230点に対し、得点143点以上の者」

になりました。

 

合格基準点が5点アップしています。

 

基準点が調整されたのは初めてのことなので、驚かれた方も多かったのでは?

この5点アップに泣いた方も多いのでは?

 

従来より「合格基準は、総得点の60%程度以上を基準とし、問題の難易度で補正するという考え方を下に決定することとしている」とあることから調整が行われたのは致し方のないことですが、これって、次回以降の試験に結構大きな意味をもつのです。

 

気になるGルートの受験者数は、

第3回試験 10,406人

第4回試験 18,075人  7,669人増

 

Gルートの合格率を比べてみると、

第3回試験 50%

第4回試験 55.7%  5.7%増

 

Gルートの合格者数は、

第3回試験 5,201人

第4回試験 10,069人  4,868人増

 

他の区分に対して、増加者数は桁違い。

コロナ禍によって現任者講習会の受講が容易になり、受験者数の増加に影響したか。

 

全受験者数は、

第3回試験 13,629人

第4回試験 21,055人  7,426人増

 

全受験区分の合格率は、

第3回試験 53.4%

第4回試験 58.6%  5.2%増

 

全合格者数は、

第3回試験  7,282人

第4回試験 12,329人  5,047人増

 

Gルートの合格者数増が著しく影響していると考えられる。

Gルートの受験者数増加と合格率向上による大幅増となりました。

 

第4回試験は簡単だったという意見も多いです。

  •  国語力で解ける問題が増えた
  •  超難解な調整問題が減った
  •  難しいとされる複数解答の問題が、21問から12問に激減した

 

特に、複数解答の問題が減ったのは大きいと思われます。

複数解答問題は2つのうち1つでも間違えればノー得点ですから。

 

気になる第5回試験は

今後の難易度の展開としては3つ考えられると思います。

  1.  「更に簡単になる」
  2.  「今年度と同程度」
  3.  「難しくなる」

 

国では、精神疾患へ対応するニーズが高まっていることから、心理支援サービスの拡充を考えていると見られます。

以前、下のような記事を読んだ方も多いのではないでしょうか。

うつ病などに悩む人を支える「心のサポーター」を100万人養成へ 「臨床心理士なめてんのか」の声が殺到

心のサポーターのなり手には、心の不調を抱える人の家族や友人、同僚らのほか、地域の民生委員や企業の労務管理者などを想定している。研修で精神疾患に関する基本的な知識や対応の仕方を学び、心の不調に悩む人の話し相手になったり、専門機関への相談を勧めたりする。今年度は全国の自治体8か所前後で試験的に研修を実施する。精神疾患に詳しい専門家らが「心のサポーター指導者」となり、研修を担う。研修内容などを精査した上で、24年度から全国で本格的な養成を始める計画だ。精神疾患になると、かつては病院などで生活することも多かった。現在はできるだけ自宅などで過ごす取り組みが進められているものの、差別や偏見は根強い。厚労省はサポーターの養成を通じて、正しい知識を普及させ、地域で安心して暮らせる環境を整備したい考えだ。厚労省によると、精神疾患の患者数は約419万人(17年)。近年は業務上のストレスなどで、うつ病と診断される人も増えている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う生活苦や孤独などから、心の不調に陥る人が増える懸念も出ている。(news.yahoo.co.jp 2021.5.8)

これに伴い、国家資格である公認心理師を、さらに増やしていく方向なのかもしれません。

 

よって、①または②あたりを狙って、Gルート最終である第5回試験の設計をする可能性は十分あります。

大量に増やすには、Gルート受験者数は大きな影響をもちます。

 

逆に、国家資格「公認心理師」インフレが起きるのを嫌い、③のように第3回試験までの水準に戻すかもしれません。

 

ただし、こちらは論拠が薄いと言わざるを得ません。

第1回試験の受験者数は35,020人、全合格者数は27,876人で、Gルートでは合格率は43.7%、合格者数12,183人もいました。

 

第1回の超易での大量合格によるインフレを嫌って、第2回目は超難、第3回目は難 にしたのか

 

という推測もできましたが、第4回試験の結果によって、第5回試験が難しくなることはないのではないかと思われます。


でも油断は禁物です。

 

その時の試験結果によって難易度調整をすることが自明となりました。

次回も、国の方針や長期的・時事的な問題等により、ある程度の調整が行われるかもしれません。

 

第4回では前述の複数選択問題が減り解答しやすくなりましたが、次回はどうなるか分かりません。

Gルート受験は次回が最後、正に背水の陣で臨まなくてはなりません。

 

次回合格を目指す皆さん、必勝を期して最後の努力をぬかりなく!


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