旦那の奇妙な行動
公認心理師試験があと1ヶ月に迫っていたあたりのこと。
旦那に奇妙な行動が見られたので紹介します。(本人の同意をとってあります)
私には、勉強をしている様子を決して見せない旦那。
一体いつ勉強しているの?と考えさせられるくらい、勉強の様子を隠蔽(*^^*)いたします。
公認心理師試験は2020年12月20日(日)で、その1ヶ月くらい前から…
山崎豊子原作、田宮二郎主演の「白い巨塔(1978年版)」を見始めたのです。
旦那は白い巨塔が大好きで、特に1978年版はDVDを購入するくらいのファンです。
これまで何度も視聴して、「俺は、財前五郎なんだ」と主人公の生き方を自分に重ね合わせて悦に入っていました。
でも、公認心理師試験目前となって、また見始めたのには流石に「大丈夫?」と心配になりました。
大丈夫なの?
うん、大丈夫、やっぱり白い巨塔は最高だな!
危機感が全くと言っていいほど感じられません。
セルフ・ハンディキャッピング
旦那から聞いた話ですが、セルフ・ハンディキャッピングには2種類あって、
- 獲得的セルフ・ハンディキャッピング
- 主張的セルフ・ハンディキャッピング
があります。
- 試験の前にわざわざ妨害になるようなことを始める行為
- 試験に不合格だった場合、本当はできるのに、ハンディキャップがあったからできなかったんだと自尊心を守るための自己防衛
- 合格したときは、困難があったのにできたと自己評価を高める
- 試験前などに「全然勉強してない」、「体調が悪い」、「これは私は苦手で、うまくいかない」など予防的な発言をして周囲の友人などに広める行為
- 不合格のときは、周囲の評価を下げない
- 合格したときは、周囲の評価を高めるための事前工作
これらからすると、旦那の奇妙な行為は「獲得的セルフ・ハンディキャッピング」らしい。
おそらく「自尊心を守るための自己防衛」だったのでしょう。
「無意識のうちに人を突き動かしてしまう本能に抗えないんだなぁ」
旦那がしみじみ言っていました。
人の心理って、本当に奥が深いものですね。