我が家では筆者が Lenovo Legionを、妻が IdeaPad 520 をメインPCとして使用しています。
先日、私のLegionに液晶割れが発生し、メーカー修理を依頼することとなりました。
今回はその修理サポートの対応と経緯についてまとめます。
Lenovo製品の購入を検討している方のご参考になれば幸いです。
発端:天板を閉じた際に液晶が破損?
液晶割れの原因は、おそらく天板を閉じる際にUSBやイヤホンなどのコネクタ類を挟んでしまったことだと思われます。
液晶周辺のベゼルには打痕があり、サポート担当者からは
「その打痕による衝撃で液晶が割れたと考えられるため、保証期間内でも有償修理となります」
との回答がありました。
修理費用と見積もり
修理費用は約56,000円
※16インチのWQXGAパネルは27,140円でした。
決して安い金額ではありませんが、メインPCが使えない状態では仕事や日常生活に支障が出るため、修理を依頼することにしました。
なお、気になって「外傷がない状態で液晶が割れた場合は保証対象になるのか?」と尋ねたところ、
「その場合でも有償修理になります」
とのことでした。
つまり、日常使用での液晶破損は基本的に保証対象外と考えた方がよさそうです。
これは正直、納得しがたいところです。
サポート対応のタイムライン
今回のサポート対応の流れは以下の通りです。
- 5月31日:液晶割れに気づき、メールでサポートに連絡。症状の確認など。
- 6月2日:引き取り修理の受付完了メールを受信。
- 6月3日:PCを発送。
- 6月4日:先方にPCが到着。
- 6月6日:サポート担当者から「有償修理」の案内の電話。修理代金を即日振込。
- 6月11日:修理完了予定日
- 6月12日:サポートサイトを確認しても「処理中」のまま
- 6月16日:今だ(入金後7日以上が経過)修理完了ならず ―― 今後、追記します

問い合わせから1週間が経過してようやく修理可否の連絡ということで、対応の緩慢さは否めません。
見積もりの提示を急いでほしい旨を伝えたところ、入金確認後に修理を開始し、さらに1週間かかるとのことでした。
他製品でも不具合が…
今回の件とは別に、妻が使用しているIdeaPad 520も、最近キーボードの反応が悪くなり、外付けキーボードで凌いでいる状態です。
これも長期使用による劣化とはいえ、やや不満が残ります。

ThinkPadとの違いを感じた
筆者は今でもThinkPad X230を愛用しており、現在もサブ機として原稿作成に活躍中です。
ThinkPadは堅牢性と整備性が非常に高く、今でも信頼できるPCだと感じています。
一方、今回修理に出したLegionに関しては、PCを開くたびに天板がたわむ(ねじれる)のが気になっていました。
剛性が低く、結果として液晶破損につながった可能性も否定できません。
結論:Lenovo製PCを選ぶなら「筐体の作り」に注意
Lenovo製PCは比較的安価で購入しやすい反面、堅牢性やサポート体制には不安が残ります。
特にLegionやIdeaPadなど、ThinkPad以外のシリーズはやや信頼性に欠ける印象を受けました。
多少価格が上がっても、アルミ筐体のMacBook Proのような剛性の高い機種を選んでいたら、今回のような液晶割れも防げたかもしれません。
保証の落とし穴:実はカバーされない「液晶割れ」
今回、特に印象に残ったのは、保証の適用範囲についてです。
「メーカー保証」という言葉には、「万が一のときは無償で修理してもらえる」という安心感があります。
しかし、実際には液晶の破損などは基本的に有償修理であり、たとえ外傷がない場合でも保証対象外となる可能性が高いことが分かりました。
つまり、保証=無償修理ではないという点をあらかじめ理解しておくことが非常に重要です。
特にノートPCは、日常使用の中でちょっとした不注意で物を挟んでしまったり、カバンの中で圧力がかかってしまったりすることもあります。
そういったよくあるトラブルが保証でカバーされないのは、ユーザーとしては大きな「落とし穴」と言えるでしょう。
高価なPCであればあるほど、保証内容の詳細(どこまでカバーされるのか)を確認したうえで、必要に応じて延長保証やアクシデンタル(過失)保証への加入を検討することをおすすめします。
最後に
今回はLenovoサポートの修理対応を体験した内容を紹介しましたが、あくまで一利用者としての体験談です。
製品ごとに個体差はありますし、使い方にもよりますが、購入前の判断材料としてお役立ていただければ幸いです。