命の洗濯 仙台ぶらり旅
秋晴れの爽やかな一日、恒例の仙台ぶらり旅に行ってきました。
仙台はエネルギーあふれるホットスポット。元気を貰いに行くのです。
この日、サンモール一番町のアーケードでは、東北各地の陶芸家やガラス細工職人、編み物工房などが露天で店を構え、自慢の一品を販売していました。
ぶらんどーむ一番町商店街と一番町四丁目商店街のアーケードでは東北の大学のアカペラサークルが数箇所で歌を披露していました。皆さんとても楽しそうで、歌の上手さは別としていい雰囲気。学生時代を思い出して思わず足を止め聴き入りました。
文化的な催し物が頻繁に開催されるのも羨ましいところ。
そうそう、9月には、定禅寺ジャズフェスがあったばかり。
エビアン東一店
エビアンは私達がお気に入りの喫茶店。仙台に来たときには必ず立ち寄るちょっとレトロなお店。旦那さまはスタバとかの、あの雰囲気とmacを広げたノマドが大の苦手だそうで、絶対に一緒に行ってっくれません。
エビアンの雰囲気は昭和のムード、暖色系の照明は優しく、客層もご年配の方々が多い。お客さんは新聞や雑誌、文庫本を読んでいます。店内音楽もなし。美味しいコーヒーと軽食と会話を楽しめる喫茶店です。
小洒落た雰囲気の店は数あれど、ここは抜群ですね。三越側に東一北店がありますが、私達はこちら(東一店)の方がお気に入りです。
エビアンは昭和30年代から本格的なサイフォンによりコーヒーを提供してたお店。ブレンドとアイスコーヒーは250円でおかわりができますよ。
店舗は2階にあります。サンモール一番町を行き交う人を眺めながら、ゆっくりと過ごすことができます。
この日は小倉クリームトーストとAセットの野菜のチーズトースト。それぞれ、コーヒーとセットで500円程度。リーズナブルです。
そして、私も旦那さまも大絶賛なのがアイスコーヒーです。炭焼きを彷彿させるコクがたまりません。スーパーで売っているボトルコーヒーとはぜんぜん違う大人の味わい。もちろん、家でドリップしても、この味は出せません。胃の調子さえ良ければ、おかわりしたい!
私は藤崎、旦那さまは一番町を気ままに散策
私の今日の目的は…
- マーガレット・ハウエル スカート セーター
- CHANEL アイシャドー アイシャドーベース リップ
- Y’s
- COMME CA DU MODE
- 23区
旦那さまは目的特になし、だったのですが・・・
「いや~、今日は最高の一日だった!」
待ち合わせ場所で満面の笑みを浮かべてこう言い切った旦那さま。彼の軌跡はというと・・・
以下、旦那さま談でございます。
三越 ワールドウォッチフェア
三越近くの大きな書店「あゆみBOOKS」で本をゆっくりと物色するのが好きです。ということで、三越の近くまで足を伸ばしたら、なんど、「ワールドウォッチフェア」ののぼりが目に止まりました。藤崎で開催されるフェアには何度も足を運んでいたのですが、三越での経験はゼロ。
特に目的もなかったので、行ってみることにしました。
カシオ、オメガ、ハミルトン、エドックス、セイコー、シチズン、ブライトリングなどなど。
まず、Gショックで有名なカシオのブースに。私も初代モデルの再販版を持っています。カシオというとどうしてもチープな印象があるので、Gショック30万モデルを見ると、時代も変わったもんだと感慨深かったです。
スタッフの方も「三越さんのような高級百貨店でブースを出させていただけるようになったということを、とても喜んでいます」と嬉しそうでした。海外での評価は日本よりも高いので、メイド・イン・ジャパンの雄としてさらなる高みを目指してほしいと思いました。
次にエドックス。クロノオフショアワン(自動巻き)が結構気になっております。この時計、かっこいいんです。控えめなブルー基調のデザインの中に、PVD塗装のローズゴールドのケースがアクセントとなっています。艶のあるクロコの濃青のベルトも素晴らしい。フェア中は、3万5千円相当の替えベルトをサービスしてくれるのだとか。
思わず、クレジットカードに手が伸びました。奥さんからは、「気に入ったのがあったら買っていいよ!」と常々言われていたので、ほんとに悩みました。
今、限定品ということでクオーツのクロノオフショアにのグリーン色が300本限定で発売されています。しかし、昨日売れてしまったそうです。
時計は金銭感覚を著しく麻痺させます。一先ず、気を落ち着かせて、11時から始まった実演コーナーに向かいました。
なんと、第50回 技能五輪全国大会 時計修理部門 で金賞を受賞した、セイコーエプソン の 西中 卓也 さんがスプリングドライブという革新的な構造を備えた時計の組立実演をしていました。
実際に機械式時計を組み立てる様子を見られるのは大変貴重な経験。じっくりと堪能させていただきました。
実演終了後には、西中さんと話すことができました。スプリングドライブの仕組みやその有用性(ハイブリッド式がもたらす精度向上)を丁寧に説明してもらいました。日本の技術力を間近で見られて、幸せでした。日本ってやっぱりすごい!
お次は、オメガのプラネットオーシャンを眺めに行きました。実は、プラネットオーシャンも気になっていた時計です。淡いブルー系の塗装でクロノグラフ針が2つ、9時と3時位置に配置されているのが特徴。ヘリウムエスケープバルブが大きく、私のディープのより派手です。やっぱり、クロノグラフは少々ごついぐらいがいいかなぁ。
結局クロノオフショアワンを買うことなく、三越を後にしたのでありました。
HF-AGE仙台店
HF-AGE仙台店は仙台市定禅寺通りにある高級時計店。現在はブライトリング、パネライ、IWC、パテックフィリップなどを取り扱っています。たしか、エドックスも取り扱っていたはず。
入り口には金色の鉄格子(?)。
この店、相当に敷居が高い佇まいで、何年も入店を躊躇しておりました。
今日はヨットマスターの116621がお供。ヨットの力を借り(?)、意を決して入りました。
店内に入ると、正面にブライトリングのコンセプトブースがあります。
スタッフの方には、大変丁寧に対応していただきました。当たり前ではありますが、時計の知識が豊富で、なるほどと勉強させていただきました。
「この店は敷居が相当高いですね」
「鉄格子(のようなもの)があるのは確かに敷居を高くしています。この高い敷居を敢えて越えてくるお客様に、ゆっくりと時計をご覧いただき、お時間を過ごしてほしいのです。」
雰囲気も重要なファクターであることは間違いありません。
さて、パネライの時計を見たのは、初めてでした。イタリアのミリタリーが源流のこの時計は、竜頭ガードが特徴的。竜頭はいわば時計の命でもあるわけで、それを何としても守るという思想が見て取れました。
正に、時計三昧な一日、良き日でありました。
さて、合流した私達は、一番町の横道にある店を物色。「カフェ エウル」が素敵な佇まいだった。アーリオオーリオ(ペペロンチーノ)のランチを提供していました。今度来てみよう!
文化横丁にこんな場所を発見!井戸です。歴史を感じます!
旅の終わりは必ず「明治屋」
そして、旅の最後は必ず「明治屋」で食材を調達。狭い店舗ながら、高級感あるんだよね。食材もきれい。ハズレがない。全国各地の有名な食材なども手に入ります。
特に果物や野菜、そして肉はとっても上質。お値段は高めですが、満足度は高いです。
レジでは紙袋を二重にしてから、購入したものを入れてくれます。これも、このお店のこだわりでしょう。
とっても豊かな気分になった、秋の一日でございました。