我が家の水回りは下水に未接続
我が家では、受益者負担金として数十万円はすでに支払い、下水管への接続配管は庭に埋設済みです。
これまでの状況
- 台所、風呂、洗面所の排水はそれぞれの枡を介して用水路へ
- トイレは簡易水洗で汲み取り式
- 築50年以上と古い家のため、便槽はコンクリート製(らしい)
台所の枡
ここの掃除が大変で、台所から水を流しながらたわしでゴシゴシと擦って洗わなければなりません。
さらに旦那が買ったパイプクリーニング用の高圧洗浄ホースで定期的に掃除してもらっていました。
高圧で洗浄後
この枡からの配管は、風呂用枡を介して用水路へとつながっています。
その傾斜が緩いために、流れがあまりよろしくないのだそうです。(業者談)
ウォシュレットが欲しい
本来なら、家を新築する時に水回りも工事となるのですが、我が家にはチビ達(犬と猫)がいるので家を建てるのはしばらく後になります。
しかし、今のままでは排水が気になるし、何よりもトイレを一刻も早くウォシュレットにしたい!
旦那は単身赴任の時にウォシュレットだったので、トイレから出るたびにウォシュレットが欲しいと言います。
我が家の簡易水洗トイレ
今はなきNational製のトイレ
本格的な水洗トイレにもなるということでつけました。
簡易水洗なので、右手レバーを奥に押して貯水してから用を足します。
そして汚物は便槽へと貯まり、定期的にバキュームカーをお願いするという流れです。
旦那と相談して水回りだけでも早く着手しようという結論に達しました。
工事開始
重機で掘削します
写真奥にあるのが下水道への接続管です。
そこに、手前のパイプで我が家の排水を中継します。
写真中央にある細い管が上水道管です。
細いことに驚きました。
台所の枡から風呂と洗面所側への下水パイプです。
手前が風呂用枡で、奥が洗面所用枡になります。
風呂用枡に台所と洗面所の排水が合わさって、用水路へと流れる仕組みです。
改修後の様子です。
右側から洗面所用、風呂用のパイプになります。
小さな穴はトラップ確認用です。
台所の枡も取り外しました。
取り外した枡がこちら。
台所用だけ20年ほど前の枡で、他は40年以上前の枡です。
土を被せて整地しました。
この後、砂利を引きます。
巨大な石が出てきた
重機で土を掘っていたら、下の写真のような巨大な石が出てきました。
あまりの大きさに驚きました。
この石たち、50年ぶりに日の目を見たのですね。
この石を処理するために、重機をもう1日リースしなければならなくなりました。
肝心のトイレは
くみ取り式のトイレを水洗化するには、まず、便槽を空にしなければなりません。
くみ取り業者の都合により、2日後の作業になりました。
冒頭に書いたとおり、古い家のために便槽はコンクリート製です。
便器からのパイプを設置してから土で埋めました。
便器からのパイプは写真中央の枡につなげてあります。
臭気抜きのファンとパイプも撤去してスッキリしました。
新しい便器はINAX製のアメージュZです。
アイボリーと白色がありますが、我が家では白を選びました。
ふちレスで掃除が楽なのがいいです。
トイレの縁の裏側は相当汚れますから。
ウォシュレットの機能は必要最小限ですが、脱臭機能は外せませんね。
脱臭フィルターの使用期限は、なんと7年間です!
やはりウォシュレットは快適です。
これで、我が家の排水は下水道につなげることができました。
もっと早く工事しておけばよかったね。
いつもの結論になりました。
6月3日に役所の検査が無事終了し、施工料金を業者に支払い、工事完了となりました。
ただし例外が
我が家には外に洗い場があります。
ここの排水だけは下水道につなげることができませんでした。
業者さんに聞いてみたところ、
泥が入るような排水は下水道につなげることができません。
なるほど、納得です、勉強になりました。
※「ウォシュレット」はTOTOの登録商標ですが、広く一般に定着していることからシャワートイレとはせずにウォシュレットと記載しています。