若き天才、藤井聡太 六段(執筆時点)が彗星のごとく登場し、2月に開催された11回朝日杯将棋オープン戦で優勝しました。準決勝では、将棋界の神、羽生善治 永世七冠に勝利し、その強さを改めて世に知らしめました。
名人、竜王、王位、王座、棋王、王将、棋聖の各棋戦を「七大タイトル」あるいは「七冠」と称しててきました。(2017年には叡王戦が加わって八冠になりましたが、永世称号はありません)これら、すべての永世称号を持つのが「永世七冠」です。
各タイトルの永世称号を得るには・・・
- 永世名人・・・通算5期
- 永世竜王・・・連続5期または通算7期
- 永世王位・・・連続5期または通算10期
- 名誉王座・・・連続5期または通算10期
- 永世棋王・・・連続5期
- 永世王将・・・通算10期
- 永世棋聖・・・通算5期
生涯に一度でもタイトルを取れば、将棋史に名を刻むトップクラスの棋士となります。
羽生善治さん、やっぱりすごい方ですね。
さて、本題に入ります。
私、将棋はチンプンカンプン。駒の動かし方もよく分からないのですが、藤井六段効果もあって、AbemaTVの将棋チャンネルを見るように(ながめるように)なりました。
番組は藤井六段中心の番組構成で、他の棋士同士の勝負が放送されることはあまりないのですが、最近は、この将棋チャンネルがマイブームになっています。その訳は、「解説がおもしろい」のです。
将棋番組の画面構成はテレビ中央に上から撮影した盤面のアップ、二人の棋士を横から移した画面となっています。将棋は一手指すごとに時間がかかるので、番組の構成として女流棋士と男性棋士が解説者として現れ、大盤で解説をします。この二人の解説者の掛け合いが最高に面白いのです。
- 解説者二人で互いのプライベートな話をする 出身地や生い立ち、好きな食べ物など、対局中の将棋に関係ない話題が満載。
- 対局中の棋士のおやつや食事で盛り上がる。「〇〇食堂のラーメンは出汁が効いていておいしいんですよね」「何を食べるんですか?」「私はかつ丼」
- 「将棋会館ではそば茶が人気で、いつも自販機で売り切れになっているんですよね、私へのいじめかと思っちゃいます」「どうしてそば茶を飲むんですか?」「う~ん、好きだから」
- 「座布団の色の違いは低反発か普通のちがいなんですよ」
- 「この棋士さんは対局中に(盤面を)斜めに見ることが多いんですよね」「見にくいですよね」
- 「ここへ(指すことは)は絶対にないですよね」「先生、打ちました!」「えぇ~!指したら引退って言わなくてよかった~、アハハ!」
- 女性:中村 桃子 女流初段 山口 恵梨子 女流二段
- 男性:阿久津 主税 八段 木村 一基 九段 髙見泰地 五段
絶対にお勧めです。ぜひご覧くださいね。