まずは店舗の場所から
お店の名前は「週末そば屋愉多工房」
土日のみ、午前11時から午後3時までの営業
画像のとおり、なかなか趣のある店構え
早速店内へ
4人がけのテーブル1つと、4人用カウンターがある。満席で8名という小さなお店
ご主人は家具職人なのだそう
メニューは数種類
メニューはA4の上に書いて、壁に貼ってあるだけ
- 玄十割 細打ち ・・・ 850円
- 玄十割 平打ち ・・・ 850円(1日7食限定)
- そば追加 ・・・ 650円
- あげねっけ ・・・ 350円(そばがきの素揚げ)
- そばプリン ・・・ 250円
細打ちを2枚とあげねっけ、そばプリンを注文 2,300円なり
肝心のお味は
まずはお漬物が運ばれる
かぶときゅうりの漬物で、かぶの甘みと薄塩が絶妙で大変美味しい
あげねっけ(そばがきの素揚げ)
食感は「さっくりねっとり」
表面がサクッと揚がり、中はそばがきのネットリとした舌触りが楽しい
ほのかな甘さがあって、いくらでも食べられる
玄十割(細打ち)
辛子大根とかんずりが添えられる
「かんずり」とは塩漬けのトウガラシを雪の上にさらしてあくを抜き、柚子や糀(こうじ)などと混ぜて発酵させたもの。
丸い小ぶりな辛子大根が直前におろしにかけられ、皿に盛られる
大根はつゆに混ぜないで食べてください と店主
これがなかなか難しい…
かんずりは塩辛い味で、我々には馴染みがない味
これまで食べた十割蕎麦はボソボソした印象だったが、いい意味で裏切られた
やや太めな麺はキラキラと光り、二八蕎麦とは明らかに違う濃い色味を呈する
食感はもちもちとしており、やや固め、コシは抜群だ
「そば粉によるザラつきのある冷麺」と言ったら分かり易いだろうか
二人で何度も唸って食べた、それだけ旨かった
蕎麦屋の常で、量は若干少なめ
蕎麦つゆは独特で、少々酸味があるお味
市販の出汁が主張するものとは一線を画すもの
つゆも器もキンキンに冷やして供されるのがいい
そして、驚いたのが蕎麦湯の旨さ
独特のつゆを蕎麦湯が引き立てる
デザートの蕎麦プリンには、トッピングとしてきなことりんごジャムを選べる
今回はきなこ
もっちり、なめらかで上品な甘さを楽しめた
もちろん、そばの味と香りも楽しめる
これが250円とは恐れ入った
後から来た客(2名)は、「細2枚、平2枚」と注文していた。
なるほど、こういう頼み方があったか、とちょっと後悔…
二人でまた来訪したいと強く思ったお店だった
ごちそうさまでした 合掌