腹腔鏡下胆嚢摘出術の手術を経験した旦那さま。
今でも時折、旦那を残してICUを後にした私に「あのときはホント大変だった、帰るかねぇ」とからかいます。
先日、私の友人の旦那が大病で手術した際に、お見舞いに行ってこの事を話したら「そりゃひどい!」と言われてしまいました。
私にとってICUは鬼門であります。
ところで、手術といえば旦那さま、もう一つ気になっていたことがあるのだとか。
以下旦那さま談です。
大学病院、自治体が運営している比較的大きな病院では、看護師研修生を受け入れています。
私が腹腔鏡下胆嚢摘出術で入院した際にも「研修生を担当させていいか」と承諾を求められました。
このブログの読者の方で、手術を経験された方は、同じ経験があるのではないでしょうか。
私は、医療のために、これから活躍するであろう看護師の卵のためにと快諾しました。
私の担当となった看護学生は、他業種の経験がある20代後半の方。
容姿端麗、気さくな性格の方で、すぐに打ち解けました。
これからの夢やこれまでの苦労話など話は弾み、下の①はすぐにクリアです。
②については慣れたもので、手早く上手に処置と記録を終わらせます。
- 話し相手(患者とのラポールの形成)
- 血圧や体温の測定
- 手術中の見学?
さて、困ったのは・・・
③ 手術中の見学
※手術直前には、T字帯というふんどしのような下着をしなければならない。これだけでも人格崩壊を起こしそうになるくらい恥ずかしい。これを体験してしまうと、医療系のドラマを見る時に「ああ、この患者さんもあれを付けていいるんだなぁ、ありゃ、家族にも見られたくないなぁ」と。
T字帯とはこれ。初めて見る方も多いのでは?


画像:白十字
いよいよ手術室に向かう時(自分の場合は歩いて向かった)、担当の研修生ともう一人が付いてきた。
んっ?この人達も一緒に入るの?
患者と一緒のエレベータに入ったので、看護師さんから怒られていた。
付いてきたということは、手術も見学されるのか?(その後の様子は分かりません)
麻酔後はカテーテルを尿道から入れる。
見学となれば、全身麻酔後の尿道カテーテルの挿入など、全部見られるのだ。もちろん、手術スタッフは男女ともに結構な人数がいて、見られるっちゃ見られるのだけれど、手術スタッフは術後に顔を合わせることはほぼ無い。
でも、研修生は退院まで毎日顔を合わせるのだ。
男子たるもの、そんなことは気にするな!
という気持ちも必要だが、やはり気恥ずかしいのは確か。
ここまで、旦那さまの笑い話を書いてきましたが、研修生の受け入れを決めるのは患者本人。人によっては諸事情があるでしょうし、決して強制ではありませんから、説明を聞いて、よくお考えの上、決められてはいかがでしょうか。
今日はここまで。
ご覧いただき、ありがとうございました。