宅建・宅建士とは
宅建や宅建士は「宅地建物取引士」の略称で、毎年20万人前後の受験者数を誇る最大規模の国家資格です。宅建とは、不動産取引の専門家(宅建士)を示す資格です。
宅建士になるための試験を宅建試験といいます。宅建試験に合格すると宅建士として、不動産の売買や賃貸物件のあっせんをする際に、その土地や建物について専門知識を有していないお客様に詳しい説明をすることができるようになります。
2018年の受験者数は 213,993人 そのうち合格者 33,360人 合格率は15.6%
取得がかなり難しい資格です。合格基準点は31~37点(50問中)といわれており、約75%を正解できれば合格となります。
- 建築会社・金融機関・不動産管理会社への就職、転職に有利となる
- 国家資格であり、資格を持つだけで、一定水準以上の知識を証明することとなる
- 会社にもよるが、毎月5千円~5万円の資格手当がつく場合がある
【建築会社】
自社で建築した物件を販売する際に宅建の資格が必要です。
宅建の知識により物件の特徴をお客さんへ説明しやすくなります。
【金融機関】
不動産の担保価値を評価して融資することが多いので、宅建の知識はとても役に立ちます。
【不動産管理会社】
不動産分譲の仲介を行い、さらに管理も自社で行う会社が増えており、宅建の資格は有効です。
受験勉強開始!
私はこれまで以下の資格を取りました。
- AFP(ファイナンシャルプランナー2級)
- DCプランナー
- シニアライフ・相続アドバイザー
次なる挑戦は宅建士、と狙いを定めました。
それには訳があって、知り合いの銀行員(2行2名)と宅建の話で盛り上がり、調子に乗って受けることを決めたのでした。
銀行員Aさんは、将来的に行政書士を目指しているので、試験するなれするためにも宅建士受験がいいんじゃないかと勧めました。
銀行員Bさんは、私が銀行で宅建士の参考書を見ていたところ、「私も受けんるんです!」と声を掛けられ、意気投合となりました。
この業界でさらにキャリアアップを図って仕事を充実させたいというより、私の場合は資格取得に向けて挑戦することが楽しいというか、目標に向かって頑張ることが好きなんです。資格受験マニアかもしれません。
(旦那さまも最近、難しい資格を取りました。彼はどこでどのように勉強しているのか分からないほど、努力の様子を見せませんが、何気にきっちり合格、結果を出しています)
宅建士になるための勉強方法は大きく分けて2つ。専門学校に通うか、独学か。
私は独学!
参考書を買い、3ヶ月間、テキストを7回繰り返し読み、問題集を。昼間は仕事があるので、わたしの主戦場は朝4時ころから起きて、静かな環境の中で勉強。
コーヒー好きの私は、Youtubeで公開されているBGMを聞き、コーヒーを飲みながら勉強に勤しみました。
最も苦戦したのは「民法」関連。
普段接することがない、特殊な言い回しに頭が混乱。判決文が提示され、選択肢のどれが間違っているのかを問う問題などは、本当に苦労しました。
「例外として…」なんて、全部ひっくり返っているじゃない!とか、登場人物が多すぎで、関係性を押さえるだけでパニクってしまいます。登場人物はせめて3人までにして!
いざ、試験へ
10月20日、旦那さまにとある駅まで送ってもらって、そこから臨時バスに乗って会場に向かいました。
ある大学のキャンパスが会場。人の多さと、年齢層が広いことに驚きました。10代から70代くらいまで、中には競馬新聞を読んでいる猛者も。専門学校の職員がチラシをバンバン配っています。騒然とした雰囲気に圧倒されます。
銀行員A・Bは影も形も見えません。あちらも私を探してくれていたようですが、見つけるのは絶対無理!
携帯やスマホは下の封筒に入れなければなりません。やはり国家資格、厳重警戒です。
試験中は、試験管が回ってきて、受験票の写真と実際を比べて本人確認を行います。
実践を終えて
問題は50問。難しかったなぁ。
3ヶ月勉強したからって合格は難しいね。世の中、甘くはないです。
でも、これで私の資格受験マニア魂に火がついたのは間違いありません。
次は「CFP(ファイナンシャルプランナー1級)」、そして再度「宅建士」を目指そうと、翌日から勉強をはじめました。
今日はここまで
ご覧いただき、ありがとうございました。