私はAFPの資格保持者です。
AFPの資格は、ファイナンシャルプランナー技能士2級以上の認定がなければ取得することができません。
AFP資格は、FPとして必要かつ十分な基礎知識を持ち、相談者に対して適切なアドバイスや提案ができるFP技能を習得した者に与えられる資格です。日本FP協会では資格認定に際して「教育」「試験」「倫理」を重視し、健全で質の高いFPの育成に努めるとともに、継続的な能力の維持向上を図っています。
今、更に上位資格であるCFPの資格取得を目指しています。
そんな私がこれまで信じて取り組んできた「お金を増やすための3つの鉄則」を紹介します。
日本では、これまでお金儲けはダーティなイメージがあったのですが、限られた資産を運用することは、もはや当たり前という認識が広がっています。
「お金儲けをすることは、悪いことでしょうか?」
と話した、かつての村上ファンド代表の村上 世彰さんが出版した本が、素晴らしい。
子供も大人もぜひ読んでみてほしい!
財布を別にする夫婦が増えていると聞きます。
我が家は大蔵省が私、旦那さまは全幅の信頼を私に与えてくれています。
責任重大ですが、結婚してからずっと資産運用は私が担ってきました。
現在AFPの私がどのような考えでお金を増やしてきたのかを、ちょっとだけ教えたいと思います。
※詳しいノウハウではありません。
私には、3つの鉄則があります。
鉄則① 雪だるまを大きくする
投資をするにしても分母を大きくしなければ、リターンは大きくなりません。
若い時こそ浪費を抑え、貯蓄に励み、「雪だるま」を大きくしなければなりません。
はじめは小さな雪玉を、少しずつ転がし続けて次第に大きくしていきます。
こつこつと大きな雪だるまを作っていくのです。
雪だるまを大きくして、初めてお金を増やす土台ができるのです。
ファーストステップは、これ以外ないと思います。
雪だるまを確実に大きくする方法とは・・・
- 給与天引き
- 財形貯蓄
①の給与天引きは意識せずに貯蓄が増える最良の方法。
そして、②については、一般財形貯蓄をちょっと無理しても継続することです。
若い頃は給料が低くて大変ですが、ここでどれだけ頑張れるかが勝負の分かれ道となります。
映画「マルサの女」で、ガサ入れをされる会社社長が
「コップに一滴ずつ水が溜まっている。ようやく一杯になった。のどが渇いた。のどが渇いたからといってコップの水をぐいっと飲んではいけない。我慢して我慢して、コップの縁から溢れた僅かな水をなめるんだ…」
心を動かされました。
お金を貯めるということは相当な覚悟がいること、私は結婚してすぐに実行したのです。
鉄則② 雪だるまを3分割して消費・浪費・投資に充てる
- 消費は生活のために
- 浪費は欲望のために
- 投資は充実のために
この3つを家訓としましょう。
①は生きていく上で絶対に必要なこと。
②はQOLを高めるために必要なものですが、諸刃の剣とも言えます。
浪費のためにどの程度のお金を使うのか、そのバランスを夫婦でコンセンサスを得ながら調整することが重要です。
話し合うこと、将来を考えること、車のグレード、所有台数、生活のレベル、夫婦のコミュニケーションがいかに大切なのかを痛切に感じます。
③は自分たちの夢や希望を叶えて、より一層幸せな生活を送るために必要です。相当な勉強が必要です。
勉強をする究極の目的、それは「選択の連続である人生を自分の知見によって判断できるようになる」ことにあります。
預金金利は0.01%の時代。100万円を1年間預けて、金利はわずか100円。
そこから20.315%が税金として引かれるから、実質約80円となります。
預金してお金を増やすことは不可能に近いといえます。
鉄則③ 自分に見合った運用方法を考える
俗に言うポートフォリオ。
預金、投資信託、国債、社債、株式投資などに、どれだけの資金を割り当てて資産運用を図るか。
これは、自分で勉強する以外にありません。
時には痛い目にあうことも。こんな事がありました。
当時のミニ株でIT株に手を出し、その会社が倒産、債権が紙切れとなりました。倒産の一報が証券会社から旦那さまに連絡が入り、旦那さまからひどく怒られたことが今でも忘れられません。
証券会社のアドバイスを鵜呑みにしてしまい、売り時を見誤って大損をしたことも幾度となくあります。
株式投資は…
「安く買って高く売れ」
というのが鉄則なのです。
しかし、情報が不足する素人には絶対に無理なことなので
「尻尾と頭はくれてやれ」
という投資の格言のとおり、
中間の値動きで勝負するのがベスト
だと思います。
また、安定を狙うなら
国債もしくは優良企業の配当金を狙う
のが常道。
会社によっては3%~5%程度の配当があることもあります。
その企業を見極めるのは、簡単ではありません。
全ては自己責任、勉強をしなければなりません。
短期勝負はせず、時間を掛けてじっくりと勝負
一期一憂せず、長い目で見る
ことが大切です。
本業をおろそかにしないこと
強い精神力をもつ
ことも必要です。
大切なお金のこと、勉強しましょう
20~30代に資産形成の第一歩(知識を蓄えるだけでも)を踏み出すことが、後に大きく花を開かせることに繋がると思います。
まずは、本やネットで勉強しましょう。
人は、先が見えなければ狼狽し、先が見えれば開眼する
闇雲に進むべからず、物事の道理を得ることから始めよ