旦那が愛用していたヴィトンの財布
ルイ・ヴィトン「ポルトフォイユ・ブラザ タイガ・レザー(ブラウン)」
収納性に優れ、実用的な財布「ポルトフォイユ・ブラザ」。フランス人探検家ピエール・ブラザにちなんで名付けられました。クレジットカード16枚、紙幣、名刺、チケットやレシートなどが収納できます。 小銭入れがありながらもすっきりとしたデザインでスタイリッシュにお持ちいただけます。
タイガ・レザーは落ち着きと気品ある雰囲気を醸し出す、大人にピッタリの渋めのデザインが素敵
しかし、長年の使用により、だいぶ擦れが目立ち始めてきました。
写真のように、折れる部分と角の部分の擦れがひどくなってきました。
ポケットなどに入れる際に、どうしても負荷がかかる部分です。
この擦れ、なんとかならないかな?
車の小キズを修理するようになんとか出来ないの? 得意でしょ、そういうの!
これから、旦那の悪戦苦闘が続きました。
自分で修復にトライ!・・・したものの(旦那談)
自分でなんとかできないかと色々と調べてみました。
コロニルのウルトラクリーム(現在絶版)は補色効果が高いクリームで、表面が剥がれ落ちた箇所に有効なのではと使ってみました。
しかし、期待した効果は得られず(補色の程度が期待したほどではなかった)、擦れは相変わらず目立つので、TAKEO KIKUCHIの長財布に切り替えて、ヴィトンはお蔵入りとなっていました。
引き出しの片付けをしていたところ、またこのヴィトンが目に止まり、やはりなんとか修復したいという気持ちが膨らみました。
9万円もする財布を眠らせておくのはもったいないですから。
やはり無理、奥の手は(旦那談)
自分では修復は無理なことは分かっていたので、革修理の専門店に頼むことにしました。
都合により業者名は伏せますが、ネット上には数多くの業者が名を連ねています。
今回修復を依頼した業者は、行き帰りの送料込みで9,800円でした。
およそ2週間で品物が到着、どんな仕上がり具合なのか、ワクワクして箱を開封しました。
気になっていた擦れはすべて元通りに復活して、気品あふれる長財布に生まれ変わりました。
これだけきれいになれば、9,800円は安いというもの。
他の業者の見積もりは、高いところで15,000円でした。
複数の業者に見積もりを依頼してから、納得の価格で決めればいいと思います。
革製品の大敵は?
今はコロナ禍で、消毒液で手洗いをすることが増えました。
実は、この消毒液(アルコール系)が革の大敵だそうで、すぐにシミや色あせにつながるのだとか。
この財布を持って入店したカフェで、入り口に置いてあった消毒液で手を洗って、この財布をすぐに触ってしまったことがありました。
慌てて拭き取りましたが、油断大敵ですね。
ポルトフォイユ・ブラザのメンテナンスは、前述のコロニル ウルトラクリームにて行います。
補色(といっても、ごく薄い)効果によって、これからの色あせを防ぎ、さらに栄養を与えていきたいと考えています。
他にもこんなメンテナンスグッズを持っています。
HIROFUの防水スプレー
知る人ぞ知る「革の達人」
これは素晴らしいです。
小キズを目立たなくし、光沢を与えてくれます。
万が一、また擦れがひどくなってきた場合は、業者さんに依頼すれば復活しますしね。
最後に、革は復活させ易いけれど、合皮などは逆に難しいそうです。
価格が安い分、気を遣わなければならないようです。
しかし、話には続きが
さて、見事に復活を遂げた旦那のヴィトンではありましたが・・・
私が大切に使っていたルイ・ヴィトン エピ トートバック「ネヴァーフル MM」が猫の爪によって大ダメージを負っていたのでした!!
タイムレスなデザインと伝統的なディテールが融合した「ネヴァーフル MM」。リッチで深みのあるカラーに染色したエピ・レザーに、スムースレザーのトリミングを施しました。高い収納力を誇る一方、サイドレースを締めればシックなシティバッグにも。肩や腕に掛けやすいスリムで快適なハンドルも魅力です。エピ・レザーで仕立てた取外し可能なファスナー付きポーチは、バッグのポケットや小ぶりのクラッチとしてもお使いいただけます。
この顛末についてはトートバックが修理から戻り次第、紹介します!