我が家には42インチのテレビがあります。2005年製のPanasonic製のデジタルハイビジョンプラズマテレビ(TH-42PX50です。なんと2024年現在、15年も前のテレビですがスピーカーの音割れ以外のトラブルもなく現役で頑張ってくれています。
※本記事はプロモーションを含みません。
PS3をつなげて使っていたが…
これに、PS3をつなげてYouTubeやNetflix、アマゾンプライムビデオを見ているのですが、動作がもっさりしすぎて動画のシーク(早送りや巻き戻し)の反応が遅くて動きがガクガクだったり、メニュー表示が遅かったりと使用に耐えません。
いっそのこと、新しい液晶テレビを買おうかと考えましたが、今となっては希少なプラズマディスプレイは捨てがたいものがあります。
15年も前のテレビですが、プラズマディスプレイの映像はとても美しく、反応も良い
ディスプレイの解像度は今となっては低解像度の1024×768、HDMIもなし、消費電力が高い
古いテレビを活躍させたい
最近はテレビよりもYouTubeを見る時間が長くなり、既存のテレビは帰宅時にニュースを見るくらいになりましたから、優先すべきはYouTube視聴の快適性です。
HDMIに接続するタイプの映像アダプタはApple TVかfire tv stickあたりだと思いますが、私がAmazonプライムに加入してることからfire tvを使って古いプラズマテレビにチャンスを与えることにしました。
ブラックフライデーセールを利用して定価6,980円のところおよそ半額で購入できました。
HDMIからD端子への変換が必要
fire tvはテレビやモニターのHDMI端子専用の仕様なので、信号をD端子用に変換する必要があります。
D端子は日本独自の規格で、デジタルではなくアナログ信号を伝播します。アナログと言っても従来のコンポジットやS端子に比べると高画質で1080pまで対応可能です。
D端子は日本国内のデジタル放送視聴用の標準規格として制定されましたが信号の伝送がアナログで行なわれていることから「HD素材の権利保護が十分でない」とするコンテンツホルダーの意向により、徐々にHDMIに置き換わってきました。
HDMIの信号をD端子に変換するために下のようなコンバーター(変換器)を用意します。
HDMI側にはfire tvを、出力側にはD端子のプラグを、そして音声出力用のプラグを差し込みます。
さらにコンバーターとfire tvの電源も必要となります。
本体側にプラグ類がセットできたら、後はD端子と音声用のピンプラグをテレビ側に接続するだけです。とっても簡単です。
ただし、このままでは映らない
めでたく接続も終わり、テレビのチャンネルを合わせてfire tvの設定画面をと…
でもこのままでは残念ながら映りません。これはfire tvの出力が1080p、うちのプラズマ君は1080iまでの対応のためです。PS4で試した時も1080pではだめでした。
「p」とか「i」とは何か、pはプログレッシブの意味、iはインターレースの意味で、画像の走査(スキャン)方法の違いを表します。簡単に言うとインターレースの場合、映像を半分に間引いて走査するのでデーター量は軽くなります。プログレッシブは間引かないので映像が滑らかに表現されます。
PCのモニターにfire tvをつなげて設定画面を見てみます。
「ディスプレイとサウンド」という項目を見てみると、設定可能な解像度が1080p、720p…
1080iで見たかったけれど、仕方なく720pで設定してから再度プラズマ君に接続したところ無事に映りました!
さて、ここで注意です。
fire tvの設定変更をするにはHDMI端子を装備したテレビやモニターが必要
古いテレビしか家にない場合は、ちょっと考えなければなりませんね。
プラズマ君のディスプレイ解像度は1024×768ピクセル、fire tvから出力している720pは1280×720、アスペクト(縦横比)が違いますが、それはプラズマ君側で補正しています。fire tvの方が少々オーバースペックですが、近い解像度のために映し出される映像はきれいです。
Fire TVの評価は
素晴らしいレスポンスと操作性
最も驚いたのが「操作のレスポンス」です。PCは別格としても
fire tv >> PS4 >>>>>> PS3 というくらいレスポンスが違います。
YouTubeの視聴ではPS4も早送りや検索での文字入力などの際にかなりの引っ掛かりがありましたが、fire tvはキビキビ動作でとても快適です。
小ぶりなリモコンには必要最小限のボタンが配置され、チャンネルへのダイレクトアクセスキー(4つ)もあります。テレビの電源や音量はこのリモコン上で可能です。リモコンボタンのクリック感も良いですよ。
検索が速く簡単に
Alexaでの音声検索は、これまで画面上のソフトキーをコントローラーで操作して文字入力するという、ある意味苦行とも言うべき事から私を救ってくれました。
コストパフォーマンス
セールを利用するという前提ですが、わずか3,500円で高い満足度が得られるというのはすごいことだと思います。もっと早く買っておけばよかったと後悔しています。