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辛い副鼻腔炎(ちくのう)
花粉症によって鼻詰まりが生じ、必ずと言っていいほど副鼻腔炎を併発する私。
副鼻腔炎(ちくのう)になるとつらい症状に苦しめられます。
- 鼻づまり
- 耳づまり
- 頭痛
- 頬や歯茎などの痛み
- 頭重感
頭の骨には空間があって、そこに鼻水が溜まって細菌が炎症を起こす。それはそれは不快な症状です。
下を向いただけで頭痛がひどくなるので、仕事にも支障が出ます。この頭痛は頭痛薬を飲んでも治らないことが多く、本当に厄介です。
鼻をすすらずに、鼻をかんで鼻汁を外に出すことが大切なのですが、大体はそれだけでは不快な症状は収まりません。
点鼻薬の成分を見てびっくり
そこで使うのが点鼻薬。
購入したのは「ちくのうを伴う副鼻腔炎による鼻づまりに」と効能が謳われている商品。ドラッグストアで1600円ほどでした。ステロイド薬が入っている高価格帯の商品と同じ。
成分と分量は以下の通りでした。
- ナファリゾン塩酸塩 0.05g(血管収縮)
- クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.5g(症状の緩和)
- リドカイン 0.5g(痛みやかゆみの緩和)
- グリチルリチン酸二カリウム 0.3g(炎症防止)
- ベンザルコニウム塩酸塩 0.02g(消毒)
「鼻づまりに速攻 殺菌成分配合」と大きくパッケージにあるし、添付文書には製品特徴として
- ちくのうを伴う副鼻腔炎による鼻づまりを緩和する点鼻スプレーです
- つらい鼻づまりを素早く鎮めます
- 殺菌成分配合です
とあります。
副鼻腔炎に特化した商品をイメージしましたが、実は…そうではなかったのです
同じ成分の商品が700円程度で売られています。
その商品は「花粉やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎に効く」がセールスポイント。
私が買った、ちくのうに効くという点鼻薬の半額以下です。
他の商品の成分を調べてみると、やはり同じ成分のものがたくさんあることが分かりました。
どうやらこの成分はある種の黄金比で、違うのはメーカーとパッケージだけのようです。
もしかしたらOEM(ある会社が製造し、それを他のメーカーが売る、受託生産)なのかもしれません。
価格とパッケージに釣られることなく、ネットで成分を確認してから購入することが大切
成分が同じであれば、薬効も同じはず。
でも、製品によって薬効のアピールは異なるので、消費者が混乱してしまいます。
まずは、自分で成分をしっかり調べてから、賢く購入する必要がありそうです。