我が家の高圧洗浄機の歴史
① ケルヒャー JTK22
2008年頃にジャパネットTAKATAより購入。10mの高圧ホース付属が売り。ジャパネットではこの10mにこだわっているようで、なかなかの見識である。10m程度の長さがないと、洗車以外の用途、例えばブロック系の苔落としには何かと不便が生じる。購入を決定したのもこの高圧ホースの長さだった。
JTK22はコンパクトタイプの高圧洗浄機で、一般的な空冷式。音は近所迷惑になるほどうるさかった。今のスプレーガンには必ずついている「バリオスプレーランス(可変)ノズル」ではなく、排出パターンが固定式のノズルであった。
高圧ホースと本体の接続はねじ込み式で、しかもプラ製のために慎重にねじ込まないと山を潰し、その後、水漏れが生じる接続不良を招いた。
使用1年半を過ぎた頃、突然動かなくなった。電気系の不具合であったようだが、修理に出しても本体が購入できるくらいの修理代がかかることが分かり、廃棄した。
② ケルヒャー K3 サイレント
2014年頃に近所のホームセンターより購入。水冷式で静音、10mの高圧ホース、ホース類のワンタッチ接続、精悍な縦型デザイン、バリオスプレーランス、洗剤タンク付属などが揃って2万円、即購入を決めた。
やはり水冷型、騒音レベルはJTK22を大きく下回り、朝方の洗車も大丈夫になった。
バリオスプレーランスはやはり便利で、噴射範囲と圧力を調整できる。ボディや下回りに応じて排出パターンを自在に調節できた。
しかし、3年過ぎたあたりで故障。内部からの水漏れだった。ネットの記事を参考に分解して確かめたところ、水が通るプラ製のパイプが裂けて、その部分から水が漏れていた。水漏れ用のパテで修理したが、3ヶ月後に同じ箇所から水漏れしたので廃棄した。
原因は水抜きが不十分であったことにあると思う。内部に溜まった水が凍結して膨張し、プラ部分に損傷を与えたのが原因だと思う。
説明書には水抜きの方法が載っているのだが、実に面倒くさい。
※以下説明書より
以下の手順でポンプの残水を抜き保管してください。
① 本体のスイッチを切って水道栓を閉めてください。
② トリガーガンのレバーを握り、ポンプの残留圧力を抜いてください。
③ 水道ホースを本体から取り外してください(ため水利用の場合も同様です。本体から自吸用ホースを外してください)。
④ トリガーガンからノズルを取り外してください。
⑤ スイッチを入れ、トリガーガンのレバーを再度握り ( 約 10 秒間 )、ポンプの残水を抜いてください。
⑥ スイッチを切り、電源プラグを抜いてください。
⑦ 本体から高圧ホースを取り外してください。
⑧ 本体給水口内部からフィルターを引き抜き、本体を傾けて給水口から中の残水を抜いてください。排水後、フィルターを給水口に戻します。
⑨ トリガーガンから高圧ホースを取り外してください。
⑩ 高圧ホースの中の水を排出しながら巻き取ってください。
⑪ 本体・付属品を凍結しない、ホコリがかからない場所に保管してください。
これ以降、しばらくは高圧洗浄機の購入を見合わせて、以下の商品を使っていた。
これがスグレモノで、タフで吐出がきれい。ケルヒャーのような面倒くささがなくてとても気に入っていた。
しかし、玄関周りやブロック塀の苔落としに高圧洗浄機がどうしても必要になったため、購入することにした。
今回選んだのは、国産メーカー。ケルヒャーは故障が多いという個人的な印象が拭いきれず、見送りとなった。
③ リョービ 1620ASP
標準では8mの高圧ホースが付属しているのだが、
- 8m延長ホース
- 泡ノズル
- 多目的洗剤
がセットになって19,800円
高圧ホースが8m + 8mで合計16mというのはものすごく大きな魅力。
静音モード装備 吐出圧力は静音:4MPa 標準:7.3MPa K3は7.5MPa
リョービ 1620のかんたんレビュー
- 吐出圧力はケルヒャーのK3に比べて、若干低い。
- 静音モードはK3と同程度。ただし、吐出が弱い。
- バリアブルノズルからの噴射の均一性はケルヒャーに軍配。
- 合計16mの高圧ホースは非常に有用。これだけで購入の価値あり。
- ホースの柔らかさはリョービに軍配。
- スタイリッシュなデザインとオレンジイエローがきれい。
- K3より軽い。※8.2キログラム
- 水抜き方法は、高圧ホースと給水ホースを抜いてから1~2秒スイッチを入れてポンプ内の水を排出するだけ、という簡単さ。
※注意:ターボノズルは強力なため、洗車に使ってはいけません。モールやステッカー、エンブレム、ホイールハウス内のガードパネルなどが破損する恐れがあります。
今後、泡ノズルの使い勝手についてレビューします。