【超便利な画像リサイズソフト】 『リサイズ超簡単!Pro』まとめ[Latest version is 5.36]

こんな記事です
画像のリサイズ処理は、画像を扱うあらゆるメディアで必要な作業です。画像を簡単にリサイズできる「リサイズ超簡単!Pro」について、作者の協力をいただきまとめました。細かな機能解説もあります。ぜひご活用ください。

画像のリサイズはブログ運営に必須

ブログを運営する人にとって、文章を編集するスキルはとっても大切です。加えて、読者にアピールするためには、適切な画像を貼って、視覚でも満足してもらう必要があります。

今のデジタルカメラやスマホで撮影されるデータは1000万画素とか2000万画素オーバーがあたりまえ。たしか、昔、旦那はサイバーショットというSONYの30万画素のデジカメを8万円くらいで買ってた記憶があります。現在、愛用しているNIKON D300は1230万画素で、私が愛用のiPhone7のアウトカメラは1200万画素です。

調べてみた
  • サイバーショットの30万画素は、640×480ピクセル
  • D300の1230万画素は、4288×2848ピクセル
  • iPhone7の1200万画素は、4032 x 3024ピクセル
  • 4Kテレビはおよそ880万画素で、4096×2160ピクセル…意外に少ない?
  • フルHDテレビはおよそ207万画素で、1920×1080ピクセル…カメラの画素数には遠く及びません

さて、これらの画素数が大きな画像を、一括で私が常用する横600ピクセルにする方法は…

リサイズ超簡単!Pro とは

「リサイズ超簡単!Pro」とは、画像リサイズ専用のフリーソフトウェアです。

リサイズ超簡単!Proの特徴
  • Windows10・8・7に対応 ※.NET Framework 4.5が動作可能の状態
  • 5つのステップで画像を超簡単にリサイズ
  • 読み込み可能ファイル形式は「bmp,gif,jpg,png.tif」、出力は「bmp,jpg,png,tif」
  • 補間方式はハイクオリティバイキュービック
  • jpgの保存品質を設定
  • ファイル名の一括変換
  • リサイズ画像確認のためのプレビュー機能を装備、ファイルサイズや保存品質の確認
  • htmlファイルの出力
  • Exif情報を元画像から継承し、jpg画像に埋め込み
  • ファイルサイズを指定してのリサイズ
  • リサイズ処理後のログ表示
  • 拡張子を大文字や小文字のみに統一
  • Exif情報の撮影日付をリサイズ画像のタイムスタンプに反映
  • Exif情報の撮影日時をファイル名に設定
  • GPS情報のみの削除
  • プリセットはアスペクト比4:3(コンデジ系)と3:2(一眼系)を装備

たくさんの機能が装備されています。

v5系からはプリセット数が大幅増加

  • v3系 と v4系 のサイズ設定の両方を装備

長年愛されてきた v3系 までの サイズプリセット と、

v4系 の 優先指定系 の選択画面の両方が装備されました。

さらに、「プリセット1」には、一般的なコンパクトデジタルカメラのアスペクト比(4:3)に加えて、デジタル一眼のアスペクト比(3:2)がプリセットされています。

GPS情報の削除 機能

v4系から次の機能が装備されました。

  • 撮影した画像のExif情報を継承する際に、GPS情報を削除する機能を装備
MEMO

Exifとは、デジタルカメラで撮影した画像データに、撮影条件に関する情報(メタデータ)を追加して保存できる、画像ファイル形式の規格のことである。

Exifでは、撮影した画像データと併せて、撮影した日時やデジタルカメラの機種、絞り値、画素数、ISO感度、色空間、といった情報をまとめて記録することができる。本体の画像データの他に、サムネイル画像のデータも記録しておくことができる。これらの付加情報によって、データの管理や、機器同士の正しいデータ交換、最適な設定での出力などが実現されている。(引用:IT用語辞典)

作者より
ユーザーから「Exif情報は残したいが、GPS情報は削除したい。」という要望がありました。

 

不用意に投稿した写真のGPS情報により、自宅の位置や撮影者の行動パターンなどの個人情報が知られ、犯罪に巻き込まれる可能性があります。また、上手に撮影できた写真ほど、その時のシャッタースピードや絞りの値などを後の参考として保存しておきたいという場合もあります。

 

Exif周りの処理は複雑で、それぞれの値に特性(Type)があり、それに応じたコードを書く必要があります。試行錯誤を繰り返してコードを完成させました。


以下、動作検証

※Exif情報の表示には、デジタルカメラデータ解析ツール「Exif Reader」を使用しています。

参考 Exif Reader:デジタルカメラデータ解析ツールRY SYSTEM

スマートフォンで撮影した写真のExifデータ

リサイズ超簡単で「Exif情報の継承」をオンにしてリサイズ

リサイズ後の画像には、GPS情報がもれなく継承されています。

新機能「GPS情報を削除」をオンにしてリサイズ

GPS情報が削除されています。

もちろん、その他の情報はしっかり継承されています。

変換精度を向上 機能

v3系までは、補完方法(画像を小さくしたり大きくしたりするときに、データを間引いたり、空いたところにデータを埋める)が2つ選べるようになっていました。

コンピュータの性能が飛躍的に高まり、リサイズ処理の速度はどちらを選んでも同じ。だったら「中精度」は必要ありません。


ところで、「変換精度をさらに向上」というオプションは以前からあったのですが、ちょっと分かりにくい所にあったので、気付かない人が多かったかもしれません。

「ハイクオリティ バイキュービック法」というアルゴリズムは、基準となるピクセルの周辺16ピクセルを参照して計算するので、画像端のピクセルを計算するときに、色情報がないまま計算をしてしまいます。それに伴って、変換後の画像に微細な白い線が入ってしまうとのことです。

つまり、元画像の周辺の情報を取得しようとするも、ない。でも、その結果を含めて計算してしまう、ということ。

ちなみに、中精度の「バイリニア法」では、周辺4ピクセルを参照するので、上記のような線がほぼ入らないのだそうです。白い線が気になる方は「バイリニア法」でと考えていらしたそうですが、画質との兼ね合いがあり、悩みどころだったのだそうです。

さて、「変換精度をさらに向上」にチェックを入れないと、下の画像のようになります。まあ、よく見れば分かる、というレベルなので、私はあまりこだわりませんが、気になる人はきっとものすごく気になるのでしょう。

例えば、下の画像は変換処理後に左上部の一部を切り取ったものです。


※横43ピクセルの画像を10倍に拡大

当初はこの微細な線を消すための方法を編み出せず、周辺の数ピクセルをカットする処理をしていたそうです。そうすると元画像とリサイズ後の画像に微妙な違いが出てしまいます。

そこで、メモリをたくさん食べさせて線を消す方法を編み出したのだとか。あるサイトでは「界王拳」のようだと書いていました。

「変換精度をさらに向上」をチェックすると、下のような注意が現れます。


※32ビットのOSを使っている人は注意が必要です。

変換処理後にリストを消去

これも痒い所に手が届くオプションです。

拡張子の文字種を継承

作者より
Windows系では大文字と小文字を区別しませんから、「〇〇.JPG」と「〇〇.jpg」は同じファイルと認識されます。

 

変則的な拡張子としては「JPg」「Jpg」「JpG」「jPg」「jPG」「jpG」が考えられます。これもWindows系では同じファイルと認識されます。

 

しかし、OSによっては大文字と小文字を区別して、別ファイルと認識します。

 

「拡張子の文字種を継承」とは、このような変則的な拡張子を引き継がせたいという要望から追加した機能なのですが、いつの間にやら正常動作しなくなりました。

 

そこで、この大文字と小文字を判別し、リサイズ処理後のファイル名を生成するコードを作り直しました。試行錯誤を繰り返しても正常に動作しないので、この機能を削除することも考えましたが、当初140行のコードをコンパクトに作り直して再実装しました。

CS調整

CS調整とはJPEG画像のクロマサブサンプリング調整のこと。

そもそも、クロマサブサンプリング(Chroma Sub-sampling)とは…

参考 YCbCrとクロマサブサンプリングSurvey of Video Technologies

今回、開発ベースの Microsoft .NET Frameworkに標準のJPEGエンコーダに加え、LibJpegのエンコーダを採用しました。

ここでJPEG圧縮について簡単に解説します。

JPEGを圧縮して保存するときは、大きく2つの手順を経ます。

  1. 色の変化のデータを削る:人間の目は輝度の変化には敏感ですが、色の変化にはあまり敏感ではありません。これを調整するのがクロマサブサンプリングです。
  2. 高周波成分を削る:人間の目は画像の高周波成分には敏感ではありません。そこで、DCT(Discret Cosine Trasform:離散コサイン変換)+量子化(これが保存品質(量子化係数))を行います。

リサイズ超簡単!Proは、上記2つの要素が調整可能となりました。

画質比較

リサイズ超簡単!Pro v.5.24を使用し、サンプル(オリジナルサイズ[4162*3105]2,020KB)の画像をクロマサブサンプリングを変えて、リサイズ[600*448]しました。

[4:4:4 Q=100]※Qは保存品質(100=JPEG量子化係数オール1で最高品質)

 

[4:2:2 Q=100]

 

[4:2:0 Q=100]

 

[4:1:1 Q=100]

[ Photo by Manfred Goetz on Unsplash ] What a wonderful photo!

「4:4:4」は最高画質(無圧縮)なので、色の鮮やかさとディティールが別格、「4:1:1」は若干ぼやけた印象です。「4:2:2」と「4:2:0」は違いが明確に分かりません。

画質比較(拡大)

1.  サンプル(オリジナルサイズ[4162*3105]2,020KB)をリサイズ[240*179]し、一部を460倍に拡大

(JPEG再圧縮を避けるため、PNG形式で保存・表示しています)

[4:4:4](無圧縮)

[4:2:2](横方向のデータ量を2分の1に圧縮)

[4:2:0](縦横方向のデータ量を2分の1に圧縮)

[4:1:1](横方向のデータ量を4分の1に圧縮)

目の部分に注目。クオリティの違いが明確です。

「4:4:4」は赤の発色が他と全く異なることが分かります。

そして、「4:2:2」→「4:2:0」→「4:1:1」の順に輪郭がぼやけているのが分かります。「4:1:1」に至っては、輪郭がブロック状になっています。

 

2. サンプルの一部を590倍に拡大

左から「4:4:4」「4:2:2」

「4:4:4」は色情報を間引かず無圧縮の状態なので、さすがというべき画質です。

青い羽根の部分のぼやけ具合が増してきているのが分かります。

 

左から「4:2:0」「4:1:1」

 

 

「4:2:0」と「4:1:1」はデータを間引く方向性が異なるだけなので、ほぼ同等なファイルサイズを出力します。

ここで興味深いのは「4:2:0」と「4:1:1」では、「4:2:0」が画質的にかなり有利だということ。「4:2:2」に迫るクオリティです。

「4:1:1」がかなりぼやけたように見えます。

「4:2:0」は縦横方向ともに2分の1に間引くのに対し、「4:1:1」では横方向が4分の1に間引かれるのが原因です。

ファイルサイズ比較

リサイズ超簡単!Pro v.5.24を使用し、サンプル(オリジナルサイズ[4162*3105]2,020KB)の画像をクロマサブサンプリングおよび保存品質を変えて、リサイズ[600*448]しました。

[Q=100]

4:4:4315.05KB
4:2:2223.90KB
4:2:0169.70KB
4:1:1170.84KB

[Q=90]

4:4:487.82KB
4:2:269.61KB
4:2:054.98KB
4:1:159.17KB

[Q=80]

4:4:457.42KB
4:2:246.01KB
4:2:038.16KB
4:1:139.70KB

[Q=50]

4:4:432.83KB
4:2:226.50KB
4:2:022.79KB
4:1:122.92KB

※「4:2:0」のみMicrosoft .NET Frameworkのエンコーダ

是非、自分の用途に合ったクロマサブサンプリングと保存品質のベストな組み合わせを探ってみてください。

制限事項

  1. 「CS調整」を選択した場合は、「Exif情報の継承」と「サイズ指定」をすることはできません。
  2. 「CS調整」を選択しない場合は全機能を使用できますが、クロマサブサンプリングは「4:2:0」となります。
  3. 本バージョンから .NET Framework 4.5 以上が動作条件となります。

特徴

「リサイズ超簡単!Pro」は一つのウインドウの中ですべての操作が完結します。

いろいろなウインドウが出てきて、操作に困ることはありません。

「ステップ1」から「ステップ5」までブロック分けがされていて、その手順に沿って操作すればいいのです。

一見難しそうに見えるソフトですが、説明が不要なほどインターフェイスがとてもよく工夫されていて、必要な機能と操作の簡単さとのバランスの秀逸さが最大の特徴です。

  • 「リサイズ処理画像確認」では、リサイズ後の画像を確認することができ、また、その画像をコピーすることもできるので大変便利。
  • コンパクト系と一眼レフ系では、画像の縦横比(アスペクト)が異なるので、混在している場合は、「横サイズ優先」や「縦サイズ優先」が便利。縦横比を自動で計算してくれます。
  • 「変換精度をさらに向上」にチェックを入れると、リサイズした画像の周辺に薄い線が入らなくなる。(チェックを外しても、全然目立ちませんが)
  • 「Exif情報の継承」にチェックを入れると、撮影情報(日時や場所)などが画像に埋め込まれるので注意!通常は外しておきましょう。
  • 画質にこだわる方は、クロマサブサンプリングの調整をしましょう。

ダウンロード

「リサイズ超簡単!Pro」は以下の企業等から利用申請がありました。(一部抜粋)

どうぞ、安心してお使いください。

  • 富士機工
  • 東海テレビ放送
  • 日揮ユニバーサル 株式会社
  • 東京管区気象台
  • ハイウェイ・トール・システム(株)
  • 日野自動車
  • NEC 情報・ナレッジ研究所
  • 東日本総合計画(株)
  • 中国計器工業 株式会社
  • 株式会社 村田製作所
  • 東急リゾート(株)
  • 熊本赤十字病院
  • 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 株式会社 ダイワサービス
  • 株式会社 次元インターナショナル
  • 株式会社 アマダオリイ
  • 株式会社 中電工
  • 株式会社 ジャパンディスプレイ
  • 株式会社 ユアテック新潟支社
  • 旭精工 株式会社
  • ヤマハ発動機 株式会社
  • 小林製薬 株式会社
  • オリンパス(株)
  • 東芝プラントシステム(株)
  • 東芝エネルギーシステムズ株式会社
  • 株式会社 日立製作所
  • 株式会社 日立テクノロジーアンドサービス
  • トヨタ自動車株式会社
  • 株式会社 トアック
  • 株式会社 ケーイーシー
  • 株式会社 エンビプロ・ホールディングス
  • 株式会社 エコネコル
  • 株式会社 3WM
  • 株式会社 クロダリサイクル
  • 株式会社 しんえこ
  • 株式会社 アストコ
  • 株式会社 東洋ゴムチップ
  • 株式会社 VOLTA
  • 株式会社 ブライトイノベーション
  • 株式会社 プラ2プラ
  • 藤森工業株式会社 横浜事業所

「リサイズ超簡単!Pro」は日本最大級のダウンロードサイト「Vector」または、当サイトでダウンロードできます。

現在Vectorで公開されているのは「v.5.35」です。

参考 Vector 国内最大級のダウンロードサイトリサイズ超簡単!Pro

※当サイトでは、最新バージョンのv5.36を公開しています。


作者より
現在、Vectorにおけるソフト登録の更新頻度が減少しているため、今後は、軽微な改善をしたバージョンはVectorで公開せず、当サイトにて公開します。なお、いまだ要望の多いv3系の最終バージョンも併せて公開します。

※公開をお願いしているファイルは「Microsoft Windows Defender」でウイルスチェック済みです。

v5系 最新バージョン v5.36(Release:2020.9.12)

  • OSの表示設定における画面表示の不具合を改善しました。
  • その他、軽微な改善を行いました。

Password:eTnwP7As

v3系 最終バージョン v3.24(Release:2016.5.24)

Password:PSt#265

なんと驚くことに、v3系のダウンロード数がv5系に迫る勢いなのだ。

軽いv3系を好んで使っている人も多そうだ。

作者の設定を紹介

作者さんが普段使っている設定を教えてもらいました。

リサイズ超簡単!Proを紹介しているサイトの多くが【ステップ4】はいじらなくてもOKとしていますが、作者さんに言わせると、CS調整は画像の仕上がり具合に影響大とのことでした。

  1. 【ステップ2】デスクトップフォルダに[Resize]フォルダを作成
  2. 【ステップ3】プリセット2 > 長辺サイズ優先
  3. 【ステップ4】CS調整 4:4:4
  4. 【ステップ5】JPG 保存品質 > 85

各設定の理由は以下のとおりです。

  1. 変換後の画像は利用後に削除するため、デスクトップ上に置いておくと便利
  2. 同じサイズで縦横が異なる画像の相対的な大きさを維持したい
  3. クロマサブサンプリング 4:4:4の色とディティールの再現性は高い
  4. リサイズ後の画像の大きさや品質とファイルサイズのバランスが良い

使用上の注意

  • 個人利用については、無償でお使いいただけます。
  • 商用利用については、作者の許諾の下で作者が発行するライセンスに基づき無償でお使いいただけます。
  • 作者から許諾を得ずに商用利用することは固く禁じます。
  • これまで作者から許諾を受けた企業等については、現状のライセンスが付与されたとみなします。
  • 企業等内エビデンスのため使用許諾書が必要な場合は作者まで連絡願います。
  • 上記、およびライセンスの内容は、予告及び使用者の了承なく変更する場合があります。

不具合と対処方法

不具合の再現状況

リサイズ超簡単を下記のように操作すると、次回からタスクバーにアイコンは現れるのですが、本体は画面上に表示されません。

  1. 本体右上の「-」で最小化する
  2. タスクバーにあるアイコンを右クリックして「ウインドウを閉じる」で終了させる

原因として、上記の方法でアプリケーションを終了すると、本体の位置情報が誤って記録されることから生じます。

ex) <value>-32000, -32000</value>
その場合は、お手数ですが下の方法をお試し願います。


以下のフォルダ内にあるフォルダをすべて削除してください。

(エクスプローラーで「隠しファイル」を表示すると見えます)

C:\ユーザー\ユーザー名\AppData\Local\RCKPro
このフォルダ内に、リサイズ超簡単!Proの各ウインドウの座標位置情報等が保存されています。

※あくまでも自己責任でお願いします。


※本記事の作成にあたり、作者提供の情報を一部加筆しています。