【超便利なソフト】 『リサイズ超簡単!Pro』まとめ

画像のリサイズはブログ運営に必須

ブログを運営する人にとって、文章を編集するスキルはとっても大切ですね。加えて、読者にアピールするためには、適切な画像を貼って、視覚でも満足してもらう必要があります。

ワードプレスのギャラリーへ画像をアップする際には横780ピクセルが最適なのだとか。

しかぁーし、今のデジタルカメラやスマホで撮影されるデータは1000万画素とか2000万画素オーバーがあたりまえ。たしか、昔、旦那様はサイバーショットというSONYの30万画素のデジカメを8万円くらいで買ってた記憶があります。隔絶の感があります。ちなみに現在、旦那様が愛用しているNIKON D300は1230万画素で、私が愛用のiPhone7のアウトカメラは1200万画素です。

ちょっと調べてみました
  • サイバーショットの30万画素は、640×480ピクセル。
  • D300の1230万画素は、4288×2848ピクセル。
  • iPhone7の1200万画素は、4032 x 3024ピクセル。
  • 4Kテレビはおよそ880万画素で、4096×2160ピクセル…意外に少ない?
  • フルHDテレビはおよそ207万画素で、1920×1080ピクセル…カメラの画素数には遠く及ばないんですね。

さて、これらの画素数が大きな画像を横780ピクセルにするにはどうしたらいいのでしょうか。できたら、一括で処理したいなぁ。とわがままな思いがふつふつと沸いてきます。

そこで、調べたところ、『リサイズ超簡単!Pro』というソフトを見つけたので、さっそく調べてみました。

『リサイズ超簡単!Pro』とは

「リサイズ超簡単!Pro」とは、画像リサイズ専用のフリーソフトウェア(なんと無料)です。

リサイズ超簡単!Proの特徴
  • Windows10・8・7・Vistaに対応 ※.NET Framework 2.0が動作可能の状態(インストールの必要はありません)
  • 5つのステップで画像を超簡単にリサイズ
  • 読み込み可能ファイル形式は「bmp,gif,jpg,png.tif」、出力は「bmp,jpg,png,tif」
  • 補間方式はハイクオリティバイキュービック
  • jpgの保存品質を設定可能
  • ファイル名の一括変換が可能
  • リサイズ画像確認のためのプレビュー機能を装備、ファイルサイズや保存品質を確認可能
  • htmlファイルの出力が可能
  • Exif情報を元画像から継承し、jpg画像に埋め込むことが可能
  • ファイルサイズを指定してのリサイズが可能
  • リサイズ処理後、ログ表示が可能
  • 拡張子を大文字や小文字のみに統一したりすることが可能
  • Exif情報の継承を選択可能
  • Exif情報の撮影日付をリサイズ画像のタイムスタンプに反映することが可能
  • Exif情報の撮影日時をファイル名にすることが可能
  • GPS情報のみの削除が可能
  • プリセットはアスペクト比4:3(コンデジ系)と3:2(一眼系)を装備

とまあ、たくさんの機能が装備されています。

機能が多くて使いこなせないのでは?と心配になりましたが、使ってみれば、その名のとおりカンタン、カンタン、超簡単なんです!

v5系からはプリセット数が大幅増加

  • v3系 と v4系 のサイズ設定の両方を装備
  • [リサイズ処理]画像確認 ウインドウが画面外に表示されることを防止

長年愛されてきた v3系 までの サイズプリセット と、

v4系 の 優先指定系 の選択画面の両方が装備されました。

さらに、「プリセット1」には、一般的なコンパクトデジタルカメラのアスペクト比(4:3)に加えて、デジタル一眼のアスペクト比(3:2)がプリセットされています。

「GPS情報の削除」機能について

v4系から次の機能が装備されました。

  • 撮影した画像のExif情報を継承する際に、GPS情報を削除する機能を装備
MEMO

Exifとは、デジタルカメラで撮影した画像データに、撮影条件に関する情報(メタデータ)を追加して保存できる、画像ファイル形式の規格のことである。

Exifでは、撮影した画像データと併せて、撮影した日時やデジタルカメラの機種、絞り値、画素数、ISO感度、色空間、といった情報をまとめて記録することができる。本体の画像データの他に、サムネイル画像のデータも記録しておくことができる。これらの付加情報によって、データの管理や、機器同士の正しいデータ交換、最適な設定での出力などが実現されている。(引用:IT用語辞典)

作者さまより
ユーザーから「Exif情報は残したいが、GPS情報は削除したい。」という要望をいただいていました。

 

不用意に投稿した写真のGPS情報により、自宅の位置や撮影者の行動パターンなどの個人情報が知られ、犯罪に巻き込まれる可能性があります。また、上手に撮影できた写真ほど、その時のシャッタースピードや絞りの値などを後の参考として保存しておきたい、他に知らせたいという場合もあります。今回の機能装備である程度はお応えできるのかな、と思っています。

 

Exif周りの処理は(わたしにとって)とても複雑で、それぞれの値に特性(Type)があり、それに応じたコードを書く必要があります。1ステップで正確できれいなコードを書く才能はありませんので、何度も何度も試行錯誤を繰り返し、動いたコードを見ると、なんだこれでよかったのか、と唖然とすることも多いのです。突然「神」が下りてきてコードが出来上がる、という経験もあります。プログラムは驚きと感動にあふれています。

 

完成したルーチンは、私の大切な宝物になってくれました。


早速、動作確認をしてみました。

※Exif情報の表示には、デジタルカメラデータ解析ツール「Exif Reader」を使用しています。

参考 Exif Reader:デジタルカメラデータ解析ツールRY SYSTEM

スマートフォンで撮影した写真のExifデータ

リサイズ超簡単で「Exif情報の継承」をオンにしてリサイズ

リサイズ後の画像には、GPS情報がもれなく継承されています。

新機能「GPS情報を削除」をオンにしてリサイズ

GPS情報が削除されています。

もちろん、その他の情報はしっかり継承されています。

「変換精度を向上」機能について

v.3系までは、補完方法(画像を小さくしたり大きくしたりするときに、データを間引いたり、空いたところにデータを埋める)が2つ選べるようになっていました。

コンピュータの性能が飛躍的に高まり、リサイズ処理の速度はどちらを選んでも同じ。だったら「中精度」はいりませんね。


ところで、「変換精度をさらに向上」というオプションは以前からあったのですが、ちょっと分かりにくい所にあったので、気付かない人が多かったかもしれません。

作者さまに伺ったところ、「ハイクオリティ バイキュービック法」というアルゴリズムは、基準となるピクセルの周辺16ピクセルを参照して計算するので、画像端のピクセルを計算するときに、色情報がないまま計算をしてしまいます。それに伴って、変換後の画像に微細な白い線が入ってしまうとのことです。

つまり、元画像の周辺の情報を取得しようとするも、ない。でも、その結果を含めて計算してしまう、ということなのかな?

ちなみに、中精度の「バイリニア法」では、周辺4ピクセルを参照するので、上記のような線がほぼ入らないのだそうです。白い線が気になる方は「バイリニア法」でと考えていらしたそうですが、画質との兼ね合いがあり、悩みどころだったのだそうです。

さて、「変換精度をさらに向上」にチェックを入れないと、下の画像のようになります。まあ、よく見りゃ分かる、というレベルなので、私はあまりこだわりませんが、気になる人はきっとものすごく気になるのでしょうね。

例えば、下の画像は変換処理後に左上部の一部を切り取ったものです。


※横43ピクセルの画像を10倍に拡大

作者さまによると、当初はこの微細な線を消すための方法を編み出せず、周辺の数ピクセルをカットする処理をしていたそうです。そうすると元画像とリサイズ後の画像に微妙な違いが出てしまいます。

そこで、メモリをたくさん食べさせて線を消す方法を編み出したのだとか。あるサイトでは「界王拳」のようだと書いていました。なるほどねぇ。

「変換精度をさらに向上」をチェックすると、下のような注意が現れます。


※32ビットのOSを使っている人は注意が必要ですね。

変換処理後にリストを消去するオプション

これも痒い所に手が届くオプションです。

拡張子の文字種を継承するオプション

作者さまより
Windows系では大文字と小文字を区別しませんから、「〇〇.JPG」と「〇〇.jpg」は同じファイルと認識されます。

 

変則的な拡張子としては「JPg」「Jpg」「JpG」「jPg」「jPG」「jpG」が考えられます。これもWindows系では同じファイルと認識されます。

 

しかし、OSによっては大文字と小文字を区別して、別ファイルと認識します。

 

「拡張子の文字種を継承」とは、このような変則的な拡張子を引き継がせたいという要望から追加した機能なのですが、いつの間にやら正常動作しなくなりました。

 

そこで、この大文字と小文字を判別し、リサイズ処理後のファイル名を生成するコードを作り直しました。試行錯誤を繰り返しても正常に動作しないので、この機能を削除することも考えましたが、当初140行のコードをコンパクト化、再コーディングしてなんとか再実装にこぎつけました。

JPEG画像のクロマサブサンプリング調整

そもそも、クロマサブサンプリング(Chroma Sub-sampling)とは…

参考 YCbCrとクロマサブサンプリングSurvey of Video Technologies

今回、開発ベースの Microsoft .NET Frameworkに標準のJPEGエンコーダに加え、LibJpegのエンコーダを採用しました。

ここでJPEG圧縮について簡単に解説します。

JPEGを圧縮して保存するときは、大きく2つの手順を経ます。

  1. 色の変化のデータを削る:人間の目は輝度の変化には敏感ですが、色の変化にはあまり敏感ではありません。これを調整するのがクロマサブサンプリングです。
  2. 高周波成分を削る:人間の目は画像の高周波成分には敏感ではありません。そこで、DCT(Discret Cosine Trasform:離散コサイン変換)+量子化(これが保存品質(量子化係数))を行います。

リサイズ超簡単!Proは、今回のバージョンアップにおいて、上記2つの要素が調整可能となりました。

画質比較

リサイズ超簡単!Pro v.5.24を使用し、サンプル(オリジナルサイズ[4162*3105]2,020KB)の画像をクロマサブサンプリングを変えて、リサイズ[600*448]しました。

[4:4:4 Q=100]※Qは保存品質(100=JPEG量子化係数オール1で最高品質)

 

[4:2:2 Q=100]

 

[4:2:0 Q=100]

 

[4:1:1 Q=100]

[ Photo by Manfred Goetz on Unsplash ] What a wonderful photo!

「4:4:4」は最高画質(無圧縮)なので、色の鮮やかさとディティールが別格、「4:1:1」は若干ぼやけた印象です。「4:2:2」と「4:2:0」は違いが明確に分かりません。

画質比較(拡大)

1.  サンプル(オリジナルサイズ[4162*3105]2,020KB)をリサイズ[240*179]し、一部を460倍に拡大

(JPEG再圧縮を避けるため、PNG形式で保存・表示しています)

[4:4:4](無圧縮)

[4:2:2](横方向のデータ量を2分の1に圧縮)

[4:2:0](縦横方向のデータ量を2分の1に圧縮)

[4:1:1](横方向のデータ量を4分の1に圧縮)

目の部分に注目。クオリティの違いが明確です。

「4:4:4」は赤の発色が他と全く異なることが分かります。

そして、「4:2:2」→「4:2:0」→「4:1:1」の順に輪郭がぼやけているのが分かります。「4:1:1」に至っては、輪郭がブロック状になっています。

 

2. サンプルの一部を590倍に拡大

左上から「4:4:4」「4:2:2」、左下から「4:2:0」「4:1:1」

「4:4:4」は色情報を間引かず無圧縮の状態なので、さすがというべき画質です。

以下、青い羽根の部分のぼやけ具合が増してきているのが分かります。

「4:2:0」と「4:1:1」はデータを間引く方向性が異なるだけなので、ほぼ同等なファイルサイズを出力します。ここで興味深いのは「4:2:0」と「4:1:1」では、「4:2:0」が画質的にかなり有利だということ。「4:2:2」に迫るクオリティです。

「4:1:1」がかなりぼやけたように見えるのは、「4:2:0」は縦横方向ともに2分の1に間引くのに対し、「4:1:1」では横方向が4分の1に間引かれるのが原因です。

ファイルサイズ比較

リサイズ超簡単!Pro v.5.24を使用し、サンプル(オリジナルサイズ[4162*3105]2,020KB)の画像をクロマサブサンプリングおよび保存品質を変えて、リサイズ[600*448]しました。

[Q=100]

4:4:4315.05KB
4:2:2223.90KB
4:2:0169.70KB
4:1:1170.84KB

[Q=90]

4:4:487.82KB
4:2:269.61KB
4:2:054.98KB
4:1:159.17KB

[Q=80]

4:4:457.42KB
4:2:246.01KB
4:2:038.16KB
4:1:139.70KB

[Q=50]

4:4:432.83KB
4:2:226.50KB
4:2:022.79KB
4:1:122.92KB

※「4:2:0」のみMicrosoft .NET Frameworkのエンコーダ

是非、自分の用途に合ったクロマサブサンプリングと保存品質のベストな組み合わせを探ってみてください。

制限事項

  1. 「CS調整」を選択した場合は、「Exif情報の継承」と「サイズ指定」をすることはできません。
  2. 「CS調整」を選択しない場合は全機能を使用できますが、クロマサブサンプリングは「4:2:0」となります。
  3. 本バージョンから .NET Framework 4.5 以上が動作条件となります。

使用上の注意点

「リサイズ超簡単!Pro」一つのウインドウの中ですべての操作が完結します。これがとってもイイんです!

いろいろなウインドウが出てきて、操作に困ることはありません。「ステップ1」から「ステップ5」までブロック分けがされていて、その手順に沿って操作すればいいんです。

一見難しそうに見えるソフトですが、説明が不要なほどインターフェイスがとてもよく工夫されていて、なるほどと感心させられますよ。

私なりのポイントを書いておきます。

  • 「リサイズ処理画像確認」では、リサイズ後の画像を確認することができ、また、その画像をコピーすることもできるので大変便利。
  • コンパクト系と一眼レフ系では、画像の縦横比(アスペクト)が異なるので、混在している場合は、「横サイズ優先」や「縦サイズ優先」が便利。縦横比を自動で計算してくれます。
  • 「変換精度をさらに向上」にチェックを入れると、リサイズした画像の周辺に薄い線が入らなくなる。(チェックを外しても、全然目立ちませんが)
  • 「Exif情報の継承」にチェックを入れると、撮影情報(日時や場所)などが画像に埋め込まれるので注意!通常は外しておきましょう。
  • 画質にこだわる方は、クロマサブサンプリングの調整をしましょう。

ダウンロード

「リサイズ超簡単!Pro」は日本最大級のダウンロードサイト「Vector」でダウンロードできます。

現在Vectorで公開されているのは「v.5.25」です。

参考 Vector 国内最大級のダウンロードサイトリサイズ超簡単!Pro

※当サイトでは、最新バージョンのv5.27を公開しています。


作者さまより
現在、Vectorにおけるソフト登録の更新頻度が減少しているため、今後は、軽微な改善をしたバージョンはVectorで公開せず、Intelligence-Console様にて公開します。なお、いまだ要望の多いv3系の最終バージョンも併せて公開します。

 

Intelligence-Console様にてソフトを公開していただく理由として、私のHPでは暗号化通信に対応していない(SSL非対応)こと、ボット対策(ロボットが大量に無差別にソフトをダウンロードするのを防止)が不可能なことが挙げられます。

 

※公開をお願いしているファイルは「Microsoft Windows Defender」でウイルスチェック済みです。

v5系 最新バージョン 

軽微な表示関係の不具合を改善しました。(2019年8月5日)

ボット対策のため、「Rvsrt37」を入力してください。

v3系 最終バージョン

ボット対策のため、「dercttf」を入力してください。

起動後、タスクバーにアイコンが現れるが、本体のウインドウが表示されない現象について(v5.26で修正済み)

不具合の再現状況

リサイズ超簡単を下記のように操作すると、次回からタスクバーにアイコンは現れるのですが、本体は画面上に表示されません。

  1. 本体右上の「-」で最小化する
  2. タスクバーにあるアイコンを右クリックして「ウインドウを閉じる」で終了させる

原因として、上記の方法でアプリケーションを終了すると、本体の位置情報が誤って記録されることから生じます。

ex) <value>-32000, -32000</value>

その場合は、お手数ですが、下の方法をお試し願います。


以下のフォルダ内にあるフォルダをすべて削除してください。

(エクスプローラーで「隠しファイル」を表示すると見えます)

C:\ユーザー\ユーザー名\AppData\Local\RCKPro 

このフォルダ内に、リサイズ超簡単!Proの各ウインドウの座標位置情報等が保存されています。

※あくまでも自己責任でお願いします。


追記(2019年8月5日)

上記不具合の修正を含むv5.27を本サイトで公開しています。

感謝

冒頭にも書きましたが、ブログを運営する上で、画像の調整は絶対に必要です。サイズを統一して表示することは、ブログのクオリティ向上に直結します。しかも、何枚でもあっという間に処理ができるのです。

こんな素晴らしいソフトを開発し、しかも無料で配布してくださることに心から感謝申し上げます。