マキタは世界に冠たる日本の電動工具メーカー。
国内ではハイコーキと勢力を競い合っていて、私はマキタ派です。インパクトレンチ、インパクトドライバー、丸ノコ、ブロワー、ラジオ、空気入れがマキタの18V製品です。
それらにマルチツールとレシプロソーが増えたためにバッテリーが不足してきました。これまでは純正2本、Waitley2本の4本でしたがいちいち交換するのが面倒です。
目を引いたデザイン
ネットでマキタ互換バッテリーと検索して眺めていたところ、ひときわ目を引くデザインのバッテリーがありました。
バッテリーというと黒に白文字という武骨なデザインがほとんどでした。質実剛健ではありますし、筐体のマキタブルーとの組み合わせについても当たり前バイアスのせいか、まったく違和感を感じませんでした。
それだけに、このバッテリーのデザインには心惹かれたわけです。
マキタブルーの筐体と良くマッチする色とデザインによって迷うことなくすぐに注文しました。2本セットで約6,000円でしたね。
外装
到着したバッテリーは期待したどおりの良いデザインです。パーツのチリもしっかり合っていて、工作精度の高さがうかがえました。
筐体との脱着もスムーズにでき、純正バッテリーと比べても何の遜色もありません。
マッチング
このバッテリーの一番のポイントであるデザインは、これが純正でもいいのではないかと思わせるかっこよさがありますね。
トータルバランスは右の写真がベストですね デザイン性の高さが分かります
分解してみたら…
Waitleyのバッテリーの時もバッテリー容量と基盤の状況を確かめるために分解したので、今回もこのバッテリーを分解してみました。
【マキタ互換バッテリー】評判の良いWaitleyを購入 出来の良さは本当?基盤はしっかり作られていて高品質であることが一目で分かりました。ネットの情報ではこの基盤には過放電保護回路が備わっていて、Waitleyのバッテリーに見られた過放電からのバッテリー不具合は心配なさそうです。
一番驚いたというか残念だったのがバッテリー容量ですね。
6Ahであれば、セルの容量は3000mAhが必要です。Waitleyは2500mAhのセルだったので実質5Ah、ではこのバッテリーはというと…
セルの刻印から1500mAhだと推測され、実質3Ahのバッテリーだと思われます。
これは中華製あるあるの容量詐称でしょうか?
ネット上でも物議をかもしていますが、中華製バッテリーにはよくあることで、容量であったり保護回路の有無であったり、それは価格を見れば分かるような気がします。値段を考えて、そこんとこよろしく!、何かあれば返品交換しますよ、そんな考え方なのかもしれません。日本とは企業文化が違うのでしょう。
バッテリーの性能
互換バッテリーの性能はインパクトなどではほぼ分かりません。よく分かるのは強力なモーターを最大値で回し続けるブロワーです。
純正・Waitley・TengHuttそれぞれで使用してみると、パワーが全く違います。それは風量、モーターの音で一目瞭然です。
純正>>Waitley>>>>TengHutt
このマキタ互換バッテリーはブロワーや丸ノコなどの使用にはお勧めできませんね。
これらのことをメーカーに問い合わせをしたところ、すぐに返信が来ました。
返金に応じるので着払いで返送してほしいとのことでした。対応はものすごく丁寧で好印象でした。
私はそのまま使い続けることにしました。理由はまとめに書いてあります。
重さでも分かるバッテリー性能
セルの容量は重さに現れるので、バッテリーの総重量から容量の程度をある程度判別可能です。
総重量は電池のセル容量に比例していることが分かりますね
一部改良されたかも
最近、この商品のレビューをのぞいてみたところ、セルの容量が2000mAhになっているようです。これであれば実用量4Ahなので、持続時間についてもさほど不満が出にくいのかなと。
まとめ
このマキタ互換バッテリーは商品概要にあるような6Ahのバッテリーではありません。
しかし、1個当たり3,000円という値段を考えればよくできた3Ahのバッテリーとも考えられるし、何といってもデザインが秀逸です。
基盤も高性能で安心して使えます。だだし、充電は互換充電器必須です。
DIY用途という短時間で低トルクで事足りる場面でドライバー用に使っても特段不満はありませんし。
私は主な用途として消費電力が少ないラジオや空気入れ用として使おうと思います。