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220クラウンへの切なる願い[オーディオ・ナビ編]

220クラウンを約1年半乗ってきて感じたことを書きたいと思う。220クラウンは走行性能が高く、乗り心地も最高、静粛性が高いなど、欠点がほぼ無いすばらしい車だと思っている。

この記事では、愛しているが故の苦言を述べたいと思う。開発担当者にもぜひ読んでいただき、今後の参考にしていただければ幸いである。

今回はオーディオ・ナビ編としたい。

220クラウンのオーナー諸氏ならすでに気付いていることと思うが、普段使い慣れているスマホやタブレットの洗練された操作系に慣れていればいるほど、ここの操作性は残念と言わざるを得ない。

  • この部分の開発担当者は、自分が実際に使いながら開発を進めたのだろうか。
  • 統括責任者は、実際に何度も使ってみて、Goサインを出したのだろうか。

と、あえて疑問を呈したい。

2画面インターフェイス

この2画面インターフェイスは、ユーザーが出来そうで出来ないことがたくさんある。この違和感、使えば使うほどモヤモヤしてくる。スマホやタブレットだったらこんな使いにくい設計はしないはず。

  1. 2画面あるのに、自由な組み合わせ(上側にマップ、下側にオーティオとか)を選べない。基本的にはマップやオーディオ、電話については上下同じ画面が基本で、下側の画面だけに走行モードやエアコンの画面が被さるようになっている(レイヤーが2つある状態)。上下それぞれに好みの画面を配置できるようにし、操作が必要な場合は「操作パネル呼び出しボタン」で設定に入るような工夫はできなかったのか。メーカーは、上側は見る画面で下側は操作する画面といっているのだが、もっと工夫すべき所はあっただろう。スマホのアプリを開発している会社に外注してでもこの2画面の使い方をブラッシュアップしてから発売すべきだったと思う。また、先の小変更でスマホとの連携が強化されたが、旧ユーザーに対してソフトウェアのアップデートは提供されないのだろうか。コネクテッドカーなんだから、通信を介してアップデート出来ないものか。
  2. フォントが洗練されていない、やや縦長で落ち着かない箇所も。書体や大きさを変えられるとよいのだが。世の中には素敵なフォントがたくさんある。個人的にはmacで採用しているフォント(ヒラギノ角ゴシック)ならぴったりだと思う。さらに、停車中に画面右半分にニュースが表示されるのだが、フォントが大きすぎて内容が分からない。

オーディオ

  1. すでに一度、ボリューム調整と選曲のつまみを交換をしている。このつまみはシルバーとピアノブラックの2つのプラ部品で構成されている。シルバーの台座にピアノブラック部分を差し込んで固定するようになっているのだが、嵌合が今一つで、押すたびにカチカチと安っぽい音を出してしまう。また部品を取り寄せても同じだと思うので、ボンドかテープでガッチリと固定することにした。
  2. つまみの質感が低い。触ると分かるがプラスチックの軽い感触がなんとも良くなく、金属製だったら、と残念に思う。サードパーティから適合するものが出たら、すぐにでも交換したい。
  3. SDカードに入れた曲の順番を調整できない。つまりソートが自由にできないのだ。曲名でソートしているのではなく、録音した日付のみを見ているようだ。降順や昇順を曲名や日付で選択できないので、例え曲名の前に01,02…と付けて曲順を制御しようとしても出来ない(写真右下)。これには本当に困っている。ソングリストを再生すると曲順がバラバラ。
  4. 向かって左側のつまみは選曲の際に回す。ソングリストを表示させている状態でつまみを動かすと枠が動いて曲の選択状態になる。選択状態になると、有無を言わさずその曲が再生されてしまう。選択状態でつまみを押すと再生されるようにはならないのだろうか。曲の選択を迷って選択枠を動かしている時に、意図しない曲が再生されて本当に困ってしまう(指でスワイプしている場合は勝手に再生されない)。この操作性は洗練されていないというか、しっくりこないというか、早急に改善とアップデートをお願いしたい。

MEMO
LINEを介して目的地を設定し、ナビに転送するサービスが12月で終了との連絡が来た。とても便利に使っていた機能なので、非常に残念。利用者も結構いたのではと思うのだが、終了の理由は何なのだろう。