【GR86】天井とセンタートンネルの素材の問題点と改善について

カタカタギシギシと言った異音に悩まされながらも、それを一つ一つ解消してほぼ異音なしの完全体にできたのですが、内装にはまだまだ課題があるのです。

それも、交換や補修ができない部品…

それは何かというと…

内装の天井とセンタートンネルの素材

ある日、ふと天井を見ると何かでこすった痕のようなスジと毛羽立ちを発見しました。

手で擦ってみると、さらに毛羽立ちが広がり「あれっ、これはちょっと気をつけなきゃ」と焦りました。

GR86の天井は爪やサンシェード(折り畳み式で広げるタイプ)で擦ると一気に毛羽立ち、痕が残り、モフモフ状態となる素材なのです。

吸音性には優れるのかもしれませんが、擦れに対する耐久性や防汚性は低いと思います。

後席のセンターにあるトンネル上部やリアシート後ろの素材も似たようなものでできており、荷物がちょっと擦っただけで毛羽立ちモフモフとなってしまいます。

センタートンネル用のカバー

幸いここには社外品のカバーが販売されていて、装着後はその心配がなくなりました。

しかし、このカバーには強力なマジックテープが付いていて、位置決めのために何度か付けたり剥がしたりをしたら、トンネルがものすごいモフモフ状態になってしまいました。

どちらにせよモフモフになってしまうのは変わりないのが困ったところです。

よって、このカバーは一度付けたらはがせませんから、覚悟して取り付けましょう。

今回は赤ステッチを選択、内装の赤と相まってきれいに溶け込んでいます。

合成皮革製で丈夫な上、艶出し材など好みに合わせて使えます。

また、後席に荷物を置くことが多いオーナーさんにとって、荷物による擦れを防ぐ効果もあることから、とても有用なアイテムだと思います。

質感も良いのでGR86ユーザーは検討をお勧めします。

内装の維持には気を遣う車

GR86の内装の素材は爪で擦っただけで白く痕が残るし、ダッシュボード上部などはザラザラとしてタオルが引っかかるなど、内装のメンテには気を遣います。

内装のプラ部分はできるだけこまめに水性シリコンで艶出しと滑りを良くするようにしていますが、

繊維部分は保護しようにもその術はなく、一度モフモフとなったらどうしようもありません

クラウンと比べるのはどうかと思いますが、あちらの内装は丈夫な素材が使われており、コストの掛け方は車それぞれだと再認識させられます。