私、小学校の頃から社会科は得意科目で、楽しく学習に取り組んでいました。
学校で習う地図は何種類かあって、下の3種類は記憶にあると思います。
- モルワイデ図法
- 正距方位図法
- メルカトル図法
そもそも、地球という立体を平面に表すために、「あちらを立てればこちらが立たず」というメリットとデメリットが生じます。
3つの図法
19世紀にドイツのモルワイデが考案した図法。
地球を楕円形にして、 北極/南極に近い地方の形のゆがみを少なくした図法ということが特徴で、主に分布図で使用されている。
図の中心から他の1地点を結ぶ直線が、図の中心からの正しい方位、最短経路を表す。
図の中心からの距離を正しく求めることができるので、 飛行機の最短経路や方位を見るために使われている。
16世紀にフランドル(現在のベルギー)出身のゲラルドゥス・メルカトルが考えた地図。
地球儀を円筒に描いたもので、経線が並行な等間隔の直線、緯線は経線と垂直に交わる直線で描かれるため、地球表面のすべての部分の角度が正しく表されるメリットがある。
高緯度地域ほど面積が拡大されるので、実際の面積との誤差が生じるのがデメリット。
地図上の2点を結ぶ直線は等角航路となり、 羅針盤による航海には便利で、海図に利用されている。
メルカトルの魔法
世界地図というと、メルカトル図法を思い出す人が多いのではないでしょうか。
私がこの地図を見た時に感じたことは、次のとおりです。
- ロシアとカナダ、グリーンランドやアラスカってずいぶんと大きいんだな
- グリーンランドの大きさは異様、なんか怖い
もちろん、図法の特徴は習いましたが、その内にこの地図が脳内スタンダードになってしまいました(ロシアって聞くとメルカトル図法上の巨大なロシアを思い浮かべてしまう、脳は補正をかけまくるのです)。そんな人、多いのではないでしょうか。
ロシアやカナダは広大な面積をもった国、そんな漠然としたイメージをもって数十年が経ったある日、私に掛けられていた魔法が解け、霧の中をさまよっていた私は陽の光が溢れる世界へと戻ることができたのです …
- ロシアは大きいけれど、この程度だったのか
- カナダはアメリカより小さかったのか
- グリーンランドの小ささに何故かホッとした
下の記事は各エリアごとの拡大バージョンが掲載されていて、さらに詳しく確かめることができます。
さて、みなさん、いかがだったでしょうか?
じゃあ、大陸の本当の形は?ですって。
地球儀を見ましょう!
皆さんの脳内スタンダード、他にどのようなものがあるでしょうか?
きちんと検証してみると、新たな驚きがあるかもしれません。