仙台に来たら一度は食べてみて!
宮城の人に「そば神(かん)」と呼ばれるのは「そばの神田」。
宮城県内に9店舗ある立ち食いそばのチェーン店。
私がよく行くのは「そばの神田 東一屋 サンモール店」です。
出汁が効いたつゆは、東北にしては薄口で切れが良くさっぱりとした味が特徴です。
みりんが効きすぎて甘ったるさが残ったり、濃い口で重いつゆとは違い、どの地域の方にもおいしく味わっていただける懐の広さがあります。
先日、久しぶりにお邪魔したら二組のカップルがいて、
「美味しい!」「なにこのそば、うまいね!」
と絶賛しているのが聞こえてきました。
荷物を見ると、どうやら旅行客のようです。
注文の仕方
狭い店内には立ち食いならではのカウンターがあって、大人が8人ほどでいっぱいになってしまいます。
まず、券売機で食券を買い、提供カウンターに進み、食券を調理のお姉さんに渡します。
その際に、「そばで」「うどんで」と注文を入れます
つまり食券はそば・うどん共用なのです。
私の感覚では、9:1の割合でそばの注文が多いようです。
「麺を茹でますので、少々お待ちください」と言われ、それからコップを取って水をくみ、お目当ての席に陣取ります。
カウンターの上には、割りばし、七味、一味、お手拭き、台拭きが置かれているので、まずは台拭きでカウンターの上をきれいにします。
3分ほどで「〇〇の方、どうぞ」と呼び出されるので、自席から取りに行きます。
出来立てのそばを持って戻り、いざ実食となります。
食べ終わったら、箸のビニールや紙類を券売機わきのゴミ箱に、器と箸、コップは提供カウンターわきの返却口に置き、「ごちそうさん」と一声かけて店を出ます。
食べ終わった際に言う「ご馳走さま」
馳走とは料理を作るためにあちこち飛び回って食材を集めるという意味があります。
食事を済ませたら、「この料理を作るために大変なご苦労を掛けました。ありがとうございました。」という思いを込めて言うのが「ご馳走さま」なのです。
ちなみに「いただきます」には、食材に対して「あなたの命をいただきます」という意味があります。日本人たるもの、どちらの言葉も心を込めて言いたいものですね。
立ち食いそばとは思えないクオリティ
つゆはやけどするほど熱々ではなく、程よい温度で提供されます。
立ち食いそばによくあるソフト麺系ではなく、噛み応えもしっかりしている麺で結構本格的です。
すっきり系で切れのあるつゆと、本格的なそばの香り、そしてのど越しが組み合わさり、とても美味しくいただけます。
本格的な蕎麦屋に匹敵するクオリティが安価に味わえることに感動すら覚えますよ。
おすすめ
昼の11時までやってる「朝そば」(400円)をベースに、お好みをトッピングするのがおすすめ。
朝そばには茹でほうれん草と温玉が入っていて、これに天ぷらを載せるとボリューム満点の天ぷらそばが出来上がります。
トロッとした黄身をそばや天ぷらに絡ませて食べれば、超絶の美味しさ!


天ぷらのおすすめは「ゲソ天」(170円)、ゲソの歯ごたえがたまりません。
仙台に来たら、一度は味わってみてください!
※朝そばは11時までなので、お気を付けください。