はらこ飯についてはこれまで次の記事を書いてきました。
そのどれもが超絶の旨さ。
「きくしん」さんのはらこめし弁当
めったに食べられない「亘理町食育改善委員会」による世界最強のはらこめし
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2020年初のはらこめし
今回訪問したのは、亘理町の「与香朗(よかろう)寿司」です。
亘理町中央公民館の近くにある写真のようなお寿司屋さん。
亘理町の名物といえば「はらこめし」ですが、供するお店によって味が微妙に違います。
子供に言わせれば、自分の家のはらこめしが最高と言うくらい、独特の味がいたるところにあるわけです。
そんな亘理町の中でも、「元祖はらこめし味くらべ選手権2年連続グランプリ受賞」したのが、この与香朗寿司さんなのです。
店内はいたって普通のお寿司屋さんという佇まい。
メニューの中には「元祖はらこめし味くらべ選手権2年連続グランプリ受賞」のアピールペーパーがさり気なく入れてありました。
接客が最高
大女将さんだと思われますが、客の私に深々と礼をしてくださり、お茶とおしぼりとお箸を持ってきてくださいました。
「いらっしゃい」ではなく、すごく丁寧な「いらっしゃいませ」に、この店の味が、もうすでに保証されているのだと分かりました。
注文はもちろんはらこめし(1,700円)
待つこと10分程度で到着。
やっぱり最高の味
ご飯を覆い尽くすほどの切り身と、キラキラと輝くはらこがお鉢の中で見事なコラボレーション。
- はらこめし
- お味噌汁(豆腐、わかめ、麩)
- 酢の物
- マカロニサラダとお漬物
はらこめし独特の出汁の優しい風味が染み込んだ切り身とご飯。
そして、出汁を短時間くぐらせたはらこのプチッとした触感と絶妙な塩気が口中に広がります。
はらこめしの美味しさを言葉で表すと「優しさ」だと思います。
メスの鮭をさばくところから見せていただいたことがあります。
一つも無駄にすることなく使って作り上げられるはらこめしは、鮭がもつ命が全て詰まった味。
だから、この味。
このブログをご覧になった方で、まだの方は食べてみることを強くオススメします。
1,700円、この味を味わったら安いもんです。
高速代、燃料代、この味を味わったら安いもんです。
はらこめしは9月~11月、特に身に脂が乗る10月が最も美味しいのです。