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【クラウンのタイヤ交換】 新規購入スタッドレスは?

旦那さまの愛車クラウンくんのスタッドレス購入までを“旦那さま談”としてまとめました。

200系クラウンでVRX

200系クラウンを買った年の冬に、スタッドレスタイヤ ブリザックVRX 225/45 R18をホイールと一緒に40万円で購入しました。高かった~!

あれから6年、VRXはプラットフォームが出て、スタッドレスとしての性能を維持できなくなりました。ブロックのエッジも丸くなり、見るからに制動に不安が募ります。

200系のクラウンアスリート3.5にVRXを装着していたときの率直な感想です。(クラウン&VRXの前は、VOLVO S60&ミシュランX-ice、インプSTi&TOYO Observeという遍歴です)

  • 積雪路、凍結路、シャーベット共によく効くが、クラウンの大トルクの前にはグリップをすぐ失う。
  • クラウンの車重(慣性の法則)により、止まる・曲るの性能は大きくスポイルされる。
  • オーバースピードで侵入した場合は、どのタイヤもあまり変わらない。
  • つまり、安全運転をしている場合は、どのタイヤもあまり変わらない?

VRXだから滑らないということはありません。でも、ブランドイメージによるプラシーボ効果は絶大です。

220系クラウンで履くスタッドレスは?

そして、今度の新型クラウン(220系)に、どのスタッドレスを履かせるか大いに悩んでいたのです。タイヤサイズは同じなので、タイヤの組み換えで済むのは、大変ありがたいところ。

私の住んでいる地域は、たまに積雪・朝にはアイスバーンという感じ。ドライ路面の日のほうが多いです。

検討した順に記していきます。

  1. ピレリ アイスアシンメトリコ プラス
  2. ダンロップ ウインターマックス01
  3. ナンカン ESSN-1
  4. ナンカン WS-1
  5. ヨコハマ アイスガード6

ピレリ アイスアシンメトリコ プラス(2018~)は全モデルに比べてコンパウンドに改良が加えられ、走行性能と耐久性が増したとのこと。色々なレビューを見ると、ドライ路面が多い地域には良さげ。価格が安いのも魅力で1本14,000円程度です。最後の最後まで候補にあがったタイヤです。

ダンロップ ウインターマックス01は「モチ・ロン・ギュ」ではない方の廉価版。こちらも、絶対的な性能ではないものの、耐久性が魅力。奥さまのv40はこれを履いています。1本2万円程度です。

ナンカンの2本は、ネットの評判を見ると結構いい感じ。柔らかすぎてハンドリングが悪化するようですが、新パターンのWS-1(2018~)はそれも改善されている模様。ただし、一方で「初年度はいいんだが、2年目から硬度が悪化する」との情報がありました。コンパウンドの性能なのでしょうか?なんと言ってもアジアンタイヤといわれるカテゴリーで、とにかく安い。1本11,000円あたりから購入できます。安全運転を前提に考えればコスパ最強なので、かなり傾きました。

そして、今回購入に至ったヨコハマ アイスガード6(2017~)。ナンカンで悩んでいた私に、奥さまが「車がいいのに、足元が安っぽかったら台無しじゃない?」「別に値段はいいよ、気にしないで」とありがたいお言葉をいただきまして、「国産タイヤの中でハイスペックスタッドレス」といわれるアイスガードの最新作を買おうということになったのでした。

価格コムを見たら、アイスガード6が1本21,800円(税込み、送料無料)という最安値で出ていました。価格からみて、おそらく2017年製だろうと思ったのですが、このタイヤは通常3万円近くするので、思わずポチッとしてしまいました。


参考
激安タイヤ&ホイール専門店コレクションタイヤ

でも、届いたタイヤは2019年34週に製造された、できたてホッカホカ。新しいアイスガード6をこんなに安く買えるとはラッキーでした。

作業開始!

私は自分でタイヤ交換をしたいタイプ。クラウンの場合TRDのエアロのせいでガレージジャッキが入りません。そこでストレートのスロープを購入しました。加えて、薄口の十字レンチも購入し(純正のスパッタリング塗装のホイールに傷をつけたくない)準備万端。

スロープのおかげで普通のガレージジャッキが使えるようになりました。でも、ちょっと油断するとタイヤが落ちてしまいます。ストッパーはもう少し高くてもいいかも。

無事に履き替え完了となりました。う~ん、やはり純正のホイールが素敵です。春まで我慢です。

ナットの締結トルクはトルクレンチで103N・mに調整します。タイヤ交換作業では、これが特に大切です。力任せに締めてはなりません。

タイヤの組み換え・バランス

近くにあるGooPitにて作業をしてもらいました。

225/45R18 95Qなので、XL(エクストラロード)規格です。それ故、空気圧の設定はちょっと難しいのです。

そんなときは、下のサイトで簡単に確認ができます。

タイヤサイズ変更時の推奨空気圧検索システム  株式会社ブリヂストン

夏タイヤは「REGNO GR001 225/45R18 91W 指定空気圧:240kPa」

冬タイヤは「ice GUARD 6 225/45R18 95Q」

上記のサイトで検索してみると、スタッドレスタイヤの空気圧は250kPa になることが分かりました。

ファーストインプレッション

ホイールは「18×8.0J インセット45 メタリックグレーポリッシュ」、一方今回のスタッドレスタイヤは7.5Jが標準となっており、若干引っ張りタイヤとなります。VRXの時は、リムガードが足りなく、リム部分を覆うことができない状態だったので、台形に引っ張るような形になっていました。でも、ice GUARD 6はVRXのときほど台形にならず、よりスクエアに見えます。同じサイズのタイヤでも、メーカーによってデザインは大きく異なるものです。この点では、YOKOHAMAの方が好みです。

これまでのスタッドレスの中で、抜群に静か。レグノに比べれば、ロードノイズが大きいですが、「ザー」ではなくて、低音量・低音域の「ゴォー」なので、耳障りではありません。とても静かです。若干、路面のザラつきがステアリングに伝わります。サマータイヤのレグノはこれをうまく吸収してくれていたのだと思います。ハンドルは若干軽くなりました。直進性は全く問題なし。コーナーで腰砕けになることはなく、クラウンが装備するAVS(電子制御サスペンション)との相性も良いようです。最新のスタッドレスタイヤの性能は大したものだと感心しました。

ice GUARD 6は前モデルの5 PLUSに比べてパターンノイズが1.8db低減とあります。6年を経たVRXに比べて、ノイズは半減したと言ってもいいですし、タイヤ自体がショックをしなやかに吸収してくれているのがよく分かります。

しかし、スタッドレスは積雪や凍結路面を走ってなんぼのもの。その時が来たら、またインプレッションしたいと思います。

昔話
私が初めて買ったスタッドレスタイヤはYOKOHAMAのGUARDEXで、S13シルビアに履かせていた。タイヤサイズは195/60R15で、方向指定ありでサイプが非常に大きいのが特徴。当時のスタッドレスは、積雪路・凍結共に本当に効かなかった。当時は、ミシュランのスタッドレスが「魔法のタイヤ」と言われ、サイプのエッジが路面を引っ掻くように現れるのが特徴で、ドライ路面の走行性能の評価も高かった。当時の国産スタッドレスはミシュランに一歩も二歩もリードされていた。如何せん高価で、今のブリジストン以上の割高感があった。

高速インプレッション

高速道路を走る機会がありました。ハンドリングは良好、若干接地感が薄く、ステアリングが軽めな印象は一般路と変わりませんが、操作に対する車の挙動は遅れることなく良好でした。腰砕けの感は一切ありません。ロードノイズもよく抑えられています。クラウンは静粛性が非常に高いので、ロードノイズの判定には重宝します。路面の継ぎ目を越える際の音は「ゴン」と小さな低い音で合格。総じて快適でありました。

一般路でも高速でも少し気になるのが、車の腰高感。車高が高くなったような妙な違和感があります。一応空気圧をチェックしてみます。XL(エクストラロード規格)なので、適正空気圧は250kPa。交換時にお願いしたのが若干高めの260kPaでした。10kPaの違いでも乗り心地に若干の差が見られますが、腰高感は別の理由があるような気がします。

今日はここまで。

ご覧いただき、ありがとうございました。