最近話題の純水器
秋田にあるビューティフルカーズさんが2016年に家庭用純水器を自社開発・紹介し、純水洗車のパイオニアとして広く認知されるようになりました。ここでいう純水とは水道水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムをイオン交換樹脂によって取り除き、洗車における最大の課題「水シミ」を防げる水のこと。
水道水でシャンプーをすすいでそのままにすると、水があっという間に乾いて水シミができます。せっかく車をきれいにしても水垢がこびりついしてしまっては努力が水の泡。純水でしっかりすすげば乾いても水式ができないので、慌てて拭き上げる必要はなくなり、安心してゆっくりと作業ができます。
純水器は生成できる純水の量があって、うちの60ppmの水道水だと3000リットル近く生成可能のようです(Hydro Clean Proの場合)。限りがあるものは節約して使いたいものです。
純水はすすぎの際にのみ使う
純水器の中に入れるイオン交換樹脂は10リットルで7000~12000円程度なので、純水の使用はすすぎの時のみです。Hydro Clean Proは本体上部にコックが付いていて、吐出を水道水と純水で切り替えることができる優れものです。
さらに、OUT側(高圧洗浄機側)にタカギの水栓付きアダプターを接続してタンク内の圧を抜くコックとして使っています。これがあると圧を抜くときに出てくる純水の量を加減できるので、無駄なく別容器にためることができます。
純水器のIN側に道側からのホースをつなぎ、コックで水道水と純水を切り替えるだけで、高圧洗浄機からでる水の種類を変えられるので予洗いの時は水道水、すすぎは純水で行うことができ大変便利です。
元の水道側にも一工夫
元の水道蛇口にはタカギの分岐蛇口を付けて、純水器側とホースリール側に分けられるようにしています。(この分岐蛇口の良いところは切り替えつまみがスムーズなことです。別メーカーだと水圧がかかった状態だとつまみが重くなって回しにくくなる商品もあります。)洗車の時には洗剤を泡立てたりブラシなどを水洗いするために普通のホースリールとシャワーヘッドが必要です。
分岐蛇口の横方向にホースリールを接続し、下方向にはタカギのワンタッチシャワーアダプターを接続しています。純水器用のホースはワンタッチシャワーアダプターを外して接続します。
ホースリール側にもさらに一工夫
ホースリール側にはさらに分岐水栓を加えて2つのホースリールを遣えるようにしています。これは、水道水のみである程度の汚れを落としたい時やタイヤ洗浄用に購入したタカギのタフギアサイクロンを使うためです。
2分岐水栓は止水栓が備わっているので大変便利です。
右側が通常のシャワーヘッド、左側がタフギアサイクロン。状況に応じて純水、水道水、吐出種類を切り替えられるようになりました。
以上のように水回りの工夫をすると準備に時間を使ったり、あれこれと思案を巡らさずに済むため、洗車時の効率が飛躍的向上します