仙台の一番町にはたくさんの飲食店がありますが、仙台の財産とも言える老舗の寿司店があります。
「福寿司」以前から知っていたけれど、格式が高く、ものすごく高価という思い込みがあって私達庶民には敷居が高くておいそれと入ることができない聖域のような場所。
とにかく美味しいお寿司が食べたくなり、思い切って行ってみることにしました。
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一番町のアーケード街は人通りも多く、たくさんのお店が軒を並べています。
賑やかな通りに日本家屋が一軒、周りとは異質な空間が現れます。
創業は明治38年、今年で117年目ということになります。
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店内はアンバーな照明が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。もちろん店内音楽などもない、静かで落ち着く空間となっています。
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店内は1階の入り口手前側がテーブル席、奥がカウンター席となっています。
テーブル席は「おきまり」、カウンター席は「お好み」です。
注文したのは、にぎりの「福」(5,500円)と「桐」(3,300円)、穴子巻(2,700円)
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鮨ネタはどれも丁寧に仕事がされ、大きさや厚みも過剰ではなくシャリとのバランスも良かったです。
シャリは酢がきつすぎず程よく、口の中に入れるとほろりとし、鮨ネタを引き立てていました。
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こちらは「桐」
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こちらは「福」
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「福」には穴子のにぎりが別皿できます。タレの甘さは控えめ、穴子は肉厚でふっくらとした食感で、口いっぱいに旨味が広がり、気絶しそうなくらい美味しかったです。悶絶の美味しさに2つ追加してしまいました。
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穴子巻は普通3本出しなのですが、こちらの腹に応じて1本出しから応じてくれます。
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大振りの茶碗で飲むお茶も美味しかった。
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接客も良く、穴子を炊く出汁の話や今般の状況などなど、こちらの話に気軽に応じてくれました。
会計を済ませると、外までお見送り、気持ちの良いひとときを過ごさせていただきました。
会計は二人で12,000円ほど、異空間で最高級の寿司を味わう代金としては、むしろ安いのかもしれません。