「愛犬が白内障に…」視力が落ちても犬は幸せに暮らせるって本当?
うちの愛犬「なな」はもう18才、人間の年齢で言うと90才になります。
今では白内障でほとんど目が見えなくなっています。
最初はとてもショックで、「これからどうやって暮らしていけばいいの?」と不安でいっぱいでした。
でも、調べていくうちに分かったことがあります。
犬は人間ほど視力に頼っていない生き物 なんです
犬にとって「目が見えること」はそこまで重要じゃない?
私たち人間にとって「視力」は日常生活のほとんどを支えている大切な感覚ですが、犬にとっては違います。
犬が一番頼っているのは、嗅覚(におい)と聴覚(音)。
なんと、犬の嗅覚は人の1万〜1億倍ともいわれています!
耳もすごくよくて、人には聞こえない高音もしっかりキャッチします。
つまり、犬は目が見えなくても、
- 匂いで場所や人を認識する
- 音で周囲を感じ取る
- 体の感覚で空間を把握する(床の材質、段差など)
といった風に、他の感覚で世界を感じて生きているんです。
視力が落ちても快適に暮らせる工夫
愛犬が目が見えにくくなってきたら、生活の中でちょっとした工夫をしてあげるだけで安心して過ごせます。
- 家具の配置を変えない(導線を体で覚えているため)
- フローリングには滑り止めマットを敷く
- 家具の角にクッション材をつけて衝突防止
- 声かけを意識して、近づくときは声をかける
- おもちゃは音や匂いのあるタイプにする
- 散歩はなるべく同じコースで安心感を

特に「声」は愛犬にとって道しるべのような存在です。
見えなくても、いつもの優しい声を聞くと安心するみたいです。
犬は「今」を生きる天才です
人間は「視力がなくなったらどうしよう」と未来の不安を考えてしまいがちですが、犬は今この瞬間を生きる力にあふれています。
目が見えなくても、愛情をたっぷり受けて、生活のリズムが整っていれば、犬はちゃんと幸せに暮らしていけるんです。

最後に:私たちにできること
視力を失った愛犬にとって、一番の支えは飼い主の存在です。
優しく声をかけ、安心できる環境を整えてあげること。
それだけで、愛犬はまた元気に、しっぽをふってくれるようになります。
もし、同じように白内障や視力低下で悩んでいる飼い主さんがいたら、少しでも安心してもらえたらうれしいです。
