私は車に関する感覚はとても鋭いと自負している。
ちょっとした違いを敏感に感じ取ることができると思っている。
そんな私が感じたことを素直に記しておきたい。
きっかけは、運転席ドアの傷。フェンダー内部の膨らみがドアのエッジに干渉して塗装がえぐれてしまうという、残念な事態に。
購入して1年、ドアの開閉のたびに少しずつ削れて、気がついたときには白い塗装がなくなり、地金が見えてしまうまでになったのかもしれない。
担当さんにも確認してもらい、修理、代車の手配。
代車に乗って驚いたのが…エンジンの感触だ。
自分のクラウン2.5RS アドバンス
220系クラウン2.5ハイブリッドのエンジンはダイナミックフォースエンジン(A25A-FXS型THS2)を縦置きし、モーターと組み合わせたハイブリッド。
直噴とポート噴射を併用した新世代の4気筒エンジンは184ps/6000rpm、221Nm/3800-5400rpmを発生、それに143psと300Nmを生み出すモーターを加えたシステム最高出力は226ps。
変速機は一般的トヨタ車と同じ電気式CVT(バッテリーもニッケル水素タイプ)。
1年乗ってきて感じたことがある。
スタート時はモーターで動き出すが、そのうちエンジンが始動する。自分のクラウンはエンジンが始動する際に「ブルンッ」と結構な振動があって、エンジンがかかったなということが明確に分かる。これが結構気になっていて、段付き感としてやや不快な印象があった。
ハイブリッドエンジンはモーターと内燃機関部分がシームレスに接続されている構造上、スムーズさに若干の課題があることは理解している。
代車のクラウン2.5S Sports Style Four
発進時、モーターによって発進し、その後エンジンが始動するという同じプロセスを辿るのだが…
んっ、エンジンの始動時に自分の車で感じた「ブルンッ」という振動が少なく、エンジンが始動するのがほぼ分からない。
シームレス感が上のような気がする。
アクセル開度や走行条件を色々と試したが、やはりスムーズ。
エンジン制御について、小変更がなされているのだろうか?
ECUの変更があるのだろうか?
メーカーでは、公表しない改良が行われているらしい。対策部品っていうのがあるから。
兎にも角にもエンジンのスムーズさ、段付き感のなさが違う。
個体差というのは結構あるのだと実感した。
一応、担当さんには電話で伝えたが、「気のせいでしょう」とのこと。
隣の庭は青く見えるものである。
追記
修理期間中、代車の2.5S Sports Style Fourに代わり、別の車が届けられた。
今度の代車は2.5 ハイブリッドのRS アドバンスで、自車と同じグレード。
まだ900キロほどしか走っていない状態の社用車。
ステアリングのサラサラ感が新車を物語っている。
ステアリングセンターも完璧。
で、肝心のエンジンの方はというと…
あれっ、自分のと同じだ!
結論
RSグレードはエンジン側の始動がよりはっきりと伝わる、そんな設計なのかもしれない。