傷を発見
今期の冬は雨の日が多くて、洗車をすることがなかなかできなかった旦那。
汚れが気になれば毎週でも朝から洗車を楽しんでいたのだが、1月からというものご無沙汰に。
3月上旬、リヤクウォーターパネルのリコールの際に、ディーラーで洗ってもらったのが今年はじめて。
しばらく洗わないでいると、不思議と傷が増えているんだよな(洗車あるある)
3月下旬、内装関係部品の交換の際にも洗ってもらったが、翌日には雨が降り、また汚れてしまった。
今年度も終わるという日の朝、何気なく運転席側のドアを見たところ、黒い汚れのようなものが見えた。
周りにも汚れがあるので、ただの汚れだと思ってよく見てみると、塗装が削れて黒い下地が見えている。
その写真がこれ。
長さは1cmほど。幸い、他の箇所には傷や凹みは見当たらない。
ディーラーの修理の際についたのか?いや、そんなことはないだろう。
そもそも、ドアを外さないし。
以前、有料道路を走っていた時に「カツン」と音がしたことを思い出した。もしかしてあれだったのか?
飛び石のたぐいだと思うが、他の場所が傷つくことなく、うまく当たってくれたものだ。
不幸中の幸いと心を切り替え、どうしたものかと思案。
リコール修理の際にはすでに
撮影していた写真を確認したところ、リコール修理の際にはすでに傷ついていたことが分かった。
おそらく、飛び石だろう。
うっすらと凹みが見えるのが分かるだろうか。
3週間も気づかなかったとは無念。
やはり、洗車の回数が減ると気づきにくくなるのだ。
DIYで補修
この手の補修は何度も経験済みなので、臆することなくやると決めた。
色さえ乗れば、目立つところではないし。
どうしてもだめだったら、ディーラーや修理工場に相談すればいいだけ。
さて、傷の大きさと場所から、タッチアップすればほぼ気にならなくなるはずなので、早速タッチアップペンを購入した。
新型クラウン ホワイトパールクリスタルシャインの色番号は062。
同じ名称でも、070など他の色番号があるので注意したい。
用意したのは、
- タッチアップペン:SOFT99 062 17352 [HTRC3]
- 塗料うすめ液
- 小筆
- つまようじ
- ガラス小皿
- ショップタオル
- コンパウンド(練り・液体)
- シリコンオフ
- マスキングテープ
① コンパウンドで塗装面をなめらかに
今回の傷は塗装面が比較的なめらかなので、コンパウンドで均す程度にした。周りのコーティング膜をできるだけ取らないように気をつける。
② シリコンオフで脱脂
塗装を定着させるために絶対必要な作業。
③ マスキング
最低限の面積になるよう、慎重に。
④ 塗料を重ね塗り
塗料を盛る(置く)ように塗る。ドライヤーで乾かし、重ね塗りをする。
乾燥すると塗料が痩せて、薄くなったり変形するので、状況を見極めながら慎重に行う。
タッチアップペンにはパールのキラキラした粉末は入っていない。あくまでベース色の色味を再現しているだけであることに注意。メタリックやパール系の仕上げにはクリアも必要となるので、作業のハードルは高い。
⑤ コンパウンド
細めのコンパウンドで表面を均す。
⑥ 仕上げ
液体コンパウンドで仕上げ磨きをする。
この部分はガードコスメSPが剥がれているため、市販の簡易コーティング剤を塗布することにする。
所要時間:1時間
衝撃の事実
DIYとしては満足できる補修ができたと喜んでいたのも束の間、職場に到着した際に見たら、タッチアップした箇所がえぐれている。
よく見ると、フェンダーパネル内部の一部分がドアエッジに当たっている。
塗料の跡がフェンダー内部にある。
こんなことってあるんだな
購入時点から少しずつ削れていて、下地の黒色が見えるようになって発見となったのか、フェンダー内部が徐々に変形してドアエッジに当たるようになったのかは分からない。
ただ、飛び石でもなく、自分の不注意でもないことにちょっとホッとした不思議な気分。
早速担当さんに連絡して、状況を説明した。
すぐに確認させてほしいとのことで、実況見分。
やはり当たっていますね。クリアランスが元々少ないんですけど…
責任をもって修理させていただきます。
どんな修理になるのかは分からないが、再塗装となるとコーティングが気がかり。
コーティングも含めてしっかり対応していただけることを確認した。
ディーラー修理
およそ2週間に渡る修理期間の代車は
- 2.5S Sports Style Four
- 2.5HV RS Advance
その時にエンジンについて感じたことを書いたのが下の記事。
クラウンの2.5ハイブリッドのエンジン始動時の振動や段付き感についての体感記
代車はクラウンでなくてもいいですから
と言ったのだが、2台共クラウンをお借りできた。
クラウンにはクラウンで、という気遣いが感じられた。
車を預けてしばらくすると、スマホのアプリに大量の警告が来た。
クラウンの場合、くるまのセキュリティや健康の状況がスマホ上で確認できる。
車の位置情報も届くので、今どこにいるかも確認できる。けっこう遠くにある修理工場にいるみたい。
セキュリティデスクから電話も来た。
アラームが発せられています。お車大丈夫でしょうか?一応ディーラーにも確認していただけますでしょうか。
修理に出しているので問題ありません。ありがとうございました。
一応、担当さんにも連絡。
メーカーにも連絡し、今後の対応に生かしていきます。お車は技術が高い修理工場に預けています。
きれいになって戻ってくればそれで結構です。どうぞ、よろしくおねがいします。
- エアロがないと車高が高く見える。
- 見た目の迫力が低下する。特に前部は顕著で、薄いという印象。
- ウインドウフィルムは実用性以外にも迫力を増すことに貢献している。
愛車が戻ってきた
およそ2週間ぶりに愛車が戻ってきた。
傷があった場所はきれいに修復され、原因であったフェンダー内部のクリアランスも修正されていた。
これで一安心。
だったのだが…
なんと、前部バンパー部右下のピアノブラック部分に傷が入っていたことに気付いた。
前部には飛び石キズが一つもないことを確認していたので、恐らくではあるが、修理期間中に飛び石による傷がついたのだと思う。
これには愕然とした。まいった!
でもなぁ、自分の見落としかもしれないし、そのうち傷がつくのも仕方がない箇所だし…
担当さんには随分と頑張ってもらった。これは不問に付して、自分で目立たなくしよう、と決めた。
タッチアップペンか、それとも他の方法か?
傷隠しは失敗 そして発見
「前部には飛び石キズが一つもないことを確認していたので…」と書いていたのだが、今回の修理の際にバンパー部をまじまじと見てみたら、飛び石と思われる傷が数箇所あることに気が付いた。
1万3千キロ走って飛び石の被害が一つもないわけがない。
さて、今回の傷隠しのために用意したのは下の写真のとおり。
左からシリコンオフ、油性マーカー、綿棒、ショップタオル
油性マーカーは顔料系で炭化水素インクを使用している特殊なもの。
速乾性・耐水性・耐アルコール性がある。
綿棒にシリコンオフを染み込ませて脱脂してから、マーカーを重ね塗りする。
まあ、少しは目立たなくなったが、こんなもんだろう。
タッチアップペンを塗り、耐水ペーパーをかけて段差を潰して、コンパウンドで仕上げる手もあるが、自分の技術では失敗の確率のほうが遥かに高い。
塗装面ではなく、プラスチック部分であることも踏み切れない要因。
- 傷って、そのうち見えなくなるんだよな…
- 傷が嫌だったら、走るなっていうことだよな…
- アバタもエクボっていうしな 個性だよ…
- もっとひどくなれば、プロに依頼すればいいしな…
なんて馬鹿なことを考えながら、プレクサスで磨いてツヤツヤにして、今回はこれで終了。