デイライトの必要性
近年、欧州を中心に自動車のデイライト(昼間点灯)が義務化され、事故防止効果が実証されています。
デイライトの役割は「自分の存在を相手に知らせること」
対向車や歩行者からの被視認性を高めることで、不意の事故を減らす効果があると言われています。
日本ではまだ義務ではありませんが、日中でもヘッドライトが点いている車は目に入りやすく、結果的に安心感につながります。
安全走行を考えれば、デイライトは必須とも言える装備です。

筆者のGR86にはデイライトがない
ところが、私の愛車であるGR86(A型)には標準でデイライト(デイタイムランニングライト:DRL)が装備されていません。
スポーツカーは車高が低いため、周囲の車から視認されにくいシーンもあります。
特に混雑した交差点や、曇りの日の走行では「自分の存在をもっと早く気付いてほしい」と思う場面がありました。
そこで、純正のポジションランプをデイライトとして点灯できるよう、専用ハーネスを購入して取り付けることにしました。
ポジションランプをデイライト化する方法
私が導入したのは、市販の「デイライト化ハーネス」です。
これはポジションランプの配線に割り込ませることで、エンジン始動と同時にポジションランプを自動点灯させる仕組み。




「今回取り付けたデイライト化ハーネス。カプラーオンで配線加工不要の優れもの」
取り付けのポイント
- カプラーオンで接続できるため、配線加工は不要
- 必要工具も少なく、DIYで短時間の作業が可能
- 純正配線を傷つけないので安心


「ポジションランプ裏の配線にハーネスを接続。工具も少なくDIY可能」
コネクタはかなり固いので注意 助手席側のカプラーの方が若干外しやすい
コスト感
- ハーネス本体価格:10,000〜20,000円程度
- 作業時間:約15分
- 専門店に依頼すると工賃が5,000〜10,000円程度かかるため、DIYのコスパは非常に高い
実際の作業時間は10分程度。
思った以上にスムーズに取り付けが完了しました。
実際の使用感と効果
光量は純正のポジションランプと同等なので、真夏の晴天時には存在感がやや薄い印象です。
しかし、曇り空や夕方になるとその効果は一気に実感できます。


晴れた日中の点灯状態:光量はポジションランプと同等のため、やや控えめ
曇天時や夕暮れ:視認性が一気に向上。対向車や歩行者からの安心感が増す
- 対向車からの視認性が向上
- 交差点での右折・左折時に安心感が増す
特に夕暮れ時は、まだ周囲の車がライトを点けていない状況でも、自分の車だけが存在をアピールできるため、安全運転に大きく寄与していると感じます。
まとめ
デイライトは「派手なカスタム」ではなく「小さな安全対策」です。
GR86(A・B・C型)のように標準で装備されていない車種でも、ハーネスを用いた簡単なDIYで追加できます。
- 見た目のアクセント
- 日常走行の安心感
- 欧州の安全基準に近づけるメリット
これらを考えれば、デイライト化は十分に価値のあるカスタムだと思います。
GR86オーナーの方や、デイライト未装備車に乗っている方にはぜひおすすめしたい装備です。
おすすめのハーネス情報(参考)
市販されているGR86/BRZ対応のデイライト化ハーネスは、Amazonや楽天、ヤフオクなどで入手可能です。
「GR86 デイライト ハーネス」「86 BRZ デイライト化」といったキーワードで検索すれば複数ヒットします。
- 価格帯:10,000〜20,000円程度
- 種類:カプラーオンタイプ、純正復帰切り替えスイッチ付きタイプなど
- 購入時の注意点:年式・型式(ZN8/ZN6など)に対応しているか確認すること
【筆者が購入したGR86/BRZ用デイライト化ハーネスをチェックする】
「見た目のドレスアップ」よりも「安全性向上」を重視した今回のカスタム。
取り付けも簡単でコストも控えめなので、気軽にチャレンジできるDIYだと思います。