リヤバンパーに虫フンを発見
早朝のルーティンとして我が家の車3台に異物(フン系、葉系)が乗っていないかを点検しています。
リヤバンパーに5mm程度のオレンジ色の異物を発見、虫のフンと思われました。このオレンジ系のフンは手強く、クリヤ層を侵すので、溶剤系のクリーナーではたとえ強力なものを使ったとしても除去することはできないのです。これは、VOLVO V40で経験済みです。
車にできたやっかいな黄色いシミ(糞害)の消し方が分かりました3種のコンパウンドで手磨き
今回の場合は樹脂バンパー部であることから上記と同じ手法は大丈夫なのか一抹の不安がありましたが、同じコンパウンドセットを使って試してみることにしました。
このセットには 細目・中細・極細 の3種が入っていて、基本的には細かな番手から試し、それで除去できない場合に次に荒い番手に移行するという手順になります。
極細・・・×
中細・・・×
細目・・・〇
という結果になりました。細目には10~15㎛のコンパウンド粒子が入っており、かなりざらざらした感触が伝わってきます。マイクロファイバークロスに少量付けて軽くこすると徐々にオレンジ色の異物(侵されたクリア層)が消えていきました。
この細目コンパウンドでできた傷を、今度は中細を使って消していきます。そして極細で仕上げ、一件落着!となるはずでしたが…
削った部分の色味が青く
そして私の顔も真っ青に!
やってしまった!削りすぎてしまった!
自分の仕出かしてしまったことに後悔の念が押し寄せてきました。
半べそを掻きながらどうしようかと考えました。
クリヤを削りすぎていたのであれば、これ以上ダメージを与えてはいけないし、とりあえず中細と極細で磨くことにしました。その結果が下の写真です。
これでもかなり目立たなくなったのですが、青っぽく痕が残ってしまっています。一旦はここであきらめようと思いましたが・・・
細目(1回の作業で削れるのは0.07ミクロン未満)とはいえクリア層が無くなってしまうほど擦ったわけではない。細目の傷が取り切れてなく、クリアの反射に影響を及ぼしているのではないか。もう少し研磨してみよう!(現代のウレタン塗装はかなり固いらしい)
手磨きからポリシャーに変更
アマゾンのタイムセールとポイントを併用してかねてより気になるポリッシャーを購入していました。
ZOTAの75mm ダブルアクション ミニポリッシャー
ダブルアクションはリョービのRSE-1250がすでにありましたが、作業範囲を考えると75mmがベストです。
まだ一度も使っていなかったZOTAですが、この後大いに役立ってくれることになります。
バフは付属のバフではなく、コンパクトツールのウレタンコンパウンド黒と黄色です。コンパウンドは3Mのハード1Lと2Lです。
まずは、黄色のバフとハード1Lの組み合わせで磨きました。ポリッシャーの威力は絶大で、2度ほどの施工で色味の違いが見えなくなりました。細目コンパウンドと中細コンパウンドでできた微細な傷が消えたようです。
次に黒のバフとハード2L(超微粒子)で仕上げ磨きをしました。どの角度から見ても素人目には分からない状態にまで修復することができました。
仕上げにシュアラスターのゼロクリームで表面を保護して完了です。
一時はどうなることかと焦りましたが、75mmのダブルアクションポリッシャーと高性能なコンパウンドで事なきを得ました。
素人がポリッシャーを使うことには賛否がありますが、いざという時のために一本購入しておくことをお勧めします。