ロレックスは世界に冠たる実用時計のベストバイだけれど、我が家にはロレックスの他にも腕時計があって、その日の気分で時計を変えている。
皆さんの使い方はそれぞれだけれど、使用頻度と年数でどれだけの傷が入っているのか、他人の場合でも気になる方は多いはず。
結論から言うと、1つあたりの使用頻度が低いためか、思ったほど傷は入っていない。
ただし、素材と表面処理の違いから傷の入りやすさは大きく違うし、バックル部分はその位置から接触が増えて傷が多いことが分かる。
※今回は撮影用のブースを使って撮影しています。
サブマリーナ[SUBMARINER Ref.116610LN]
使用頻度はロレックス3兄弟の中では一番で、週2~5程度。
- 2010年7月 購入(正規店)
- 2015年6月 初回オーバーホール(約7万円)
- 2022年 第2回オーバーホール予定
初回オーバーホールから5年後の様子がこちら
ベゼルは超硬素材のセラミック製のため、いつもキラキラとしているのがうれしい。
サブは大きさと重さのバランスが絶妙で、ついつい手が伸びてしまう。
ディープシー[DEEPSEA Ref.116660]
使用頻度は週1程度。
- 2014年9月 購入(正規店)
- 2021年9月 初回オーバーホール予定
購入後6年後の様子がこちら
こちらも、ベゼルは超硬素材のセラミック製のため、いつもキラキラとしているのがポイント。
チタンの裏蓋が皮膚に当たるときの触感はステンレスとは全くの別物で、オーナーだけが味わえるもの。
ヨットマスター[YACHT-MASTER Ref.116621]
使用頻度は週1程度。
- 2017年7月 購入(正規店)
- 2024年7月 初回オーバーホール予定
購入後3年後の様子がこちら
ヨットは3兄弟の中では最も傷が目立ちやすい。
サブやディープはサテン仕上げの部分が多く、傷が目立ちにくい。
ヨットの場合、エバーローズゴールドの部分が特に目立つのだが、他にも鏡面仕上げの部分も多く、全体的に傷が目立ちやすい。
また、ベゼル部分は梨地と鏡面部分が混在しているので、傷が入ると厄介だ。
聞くところによると、梨地の部分も新品仕上げができるとのこと。
この姿を見てご飯が食べられる
どれもリューズガードからのくびれとエッジの立ち方がセクシー。
ヨットだけは側面が丸みを帯びており、エレガンスさも併せ持つ。
サブとディープは側面の歪みのない映り込み(他の時計との大きな違いの一つがこれ)が素晴らしい。
それにしても、ヨットの色は独特だ。
柔らかで上品な光を放つエバーローズゴールドのベゼルは、特に梨地部分の発色が柔らかで美しいと感じる。
ロレックスの時計を触っていていつも思うこと。
ベルト部分にたわみがなく、それでいて動きが渋くもない、金属同士が触れ合う心地の良い優しい金属音、高い成形精度がなせる技であり、高品質の素材を使っているからこそ。
この時計のオーナーしか味わうことが出来ない特別な経験なのだ、と…
裏話
なんて、柄にもなく感慨に浸るのであったが、ここで裏話を一つ。
2010年にロレックスを買おうと決めて正規店に行った時に付けていった時計がこれ。
「時計は、時間がわかればいいのさ」といっていた私も、すぐに腕を後ろ手に。
店員さんは職業柄、「この方、本当に買う気があるの?冷やかし?」「どんなステイタスの方?」と探るために、服装、腕時計、靴を見るものだ。
便利に、それなりに愛着を持って使っていたカシオだったんだが…隠してしまった自分が恥ずかしい。
最近ベルト部分のゴム部が加水分解してベタつきが出始めたが、このカシオ、今でも愛情をもって大事に使っています。