大観楼で納車祝い
仙台の鰻の老舗、大観楼(だいかんろう)と言えば、仙台の老舗中の老舗。
文政五年(1822年)創業という事で、今年で200年。
伊達藩時代から続く、老舗中の老舗鰻店。
丑寅(うしとら)虚空蔵、辰巳(たつみ)普賢(ふげん)と称して、十二支のうち丑寅辰巳生まれの人は愛宕山にある守本尊を信仰し鰻を食べず蛇を獲らない風習があった。
この習わしは、藩政時代から特によく行われており、一般の人々にも信じられてきたが文政5年(1823年)その禁制を破って鰻屋を開業したのが「大観楼」の遠藤忠造であった。
忠造はこの禁制を犯した罪により謹慎を命ぜられ、家老の家に一時お預けの身になってしまった。
たまたま、家老の息女が暑い土用にはいって体が衰弱しているのをみた忠造は、人の命には代えられないとお叱りを覚悟で鰻の蒲焼を料理して食べさせたところ、病人の身体に精力がつき日増しに快方に向かって、間もなく病人は全快した。
この効き目を知った家老は、事の次第を11代藩主伊達斎義(なりよし)公に報告して、お咎めを解く旨を進言したところ、伊達公もその効果に敬服し、忠造を自由の身にするに加えて城下において鰻業の元締めとなる仰せ付けをしたという。
当時の屋号は遠藤屋であったが、明治二年に片平丁に移転し青葉城がよく見える絶景であったことから「大観楼」と屋号を改め仙台における鰻蒲焼の元祖として、高く評価された。
戦後、換地により東一番丁に移り現在に至る。(公式HPより)
参考 トップページ割烹蒲焼 大観楼 – 創業197年鰻日本料理
今日は旦那が待ちに待ったGR86の納車日。
せっかくなので、仙台でお祝いをしてから納車に向かうことにしました。
やはりうな重
うな重の松(4,620円)を注文。
ご飯の量は指定でき、旦那は大盛りで注文。
この大盛りはかなりの食べごたえで、女性にはちょっとはばかれる量です (*^_^*)
15分ほどで着重です。
タレはあっさりとしていて、大盛りのご飯には少々物足りないので、テーブルにある「うなぎのタレ」を追加しました。
200年の歴史を食べている感慨にふけりながら、美味しくいただきました。
デザートのグレープフルーツゼリーは絶品でした (*^^*)
開盛庵と比べると
開盛庵の鰻はこれまで何度も食べていて、大のお気に入りです。
【仙ぶら】開盛庵のお重 伝統の味を贅沢に堪能しました そして県内の有名所を紹介
開盛庵の鰻は大観楼と比べると若干薄めではありますが、ホクホクと口の中で溶けるような食感を味わえ、加えてあっさり系のタレに炭火焼きの香ばしさが混ざり合って、なんとも言えない旨さを味わえます。
一方の大観楼の鰻は肉厚ですが、溶けるような柔らかさはありませんでした。歯ごたえも味のうちと考える人にとってはたまらないものがあります。タレは開盛庵よりもあっさりしていています。炭火焼きの香ばしさがもうちょっと強めなのが好みです。
どちらも美味しいのですが、繊細で上品な開盛庵、食べごたえがあるダイナミックな大観楼だと感じました。
あくまでも個人の感想です、伝統の鰻を食べ比べてみるのも乙なものですよ (๑˙❥˙๑)
この後、GR86の納車に向かったのでした。