2年ぶりに脳検診に行ってきました。
検診は億劫に感じない方ですが、MRIはちょっと苦手。
そんな方々も多いのではないでしょうか。
しかし、人体を輪切りにして見られるっていうんだから、すごい技術ではありますね。
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断層撮影の種類は?
これまで、わたくしが断層撮影をした経験は…
- CT2回 胸部2回
- MRI3回 腹部1回、頭部2回
CTとMRI、何やらドーナツ型の穴に体を固定されて入れられ、体の断面を撮影するのに違いはないのですが、その仕組みは大きく違います。
CTとMRIの違いについては、下記のページにて詳細に解説されています。
簡単に言うと
- CTは圧迫感が少なく、安心度は高いが、放射線被爆あり
- MRIは圧迫感が強く、閉所が苦手な人には苦痛
問題は“ドーナツの穴の大きさ”
私は幼少期に友達と遊んだ際に簀巻きにされた経験があり、その恐怖感がトラウマのようになっています。
もちろんおふざけの一環で、悪意のあるところではなかったのですが、暗く狭い中で身動きもできず、おまけに息も苦しくなるものだから、その恐怖たるや相当なものでした。
そんな幼少期のトラウマのようなものが、MRIに入ると一瞬だけ甦るのです。
そう、わたしがMRIを苦手とするのは「簀巻きの恐怖」なのです。
ドーナツの中は白色で明るいのですが、目の前に壁が迫って見え、体は固定されて身動きができないことから、何とも言いようのない恐怖と不安が沸き上がるのです。
私の場合は、その恐怖や不安が長くは続かず、そのうち寝てしまって「寝ないでください!」と注意されてしまうのですが…
恐怖を和らげるのに効果的とされる方法
- アイマスクを付ける。目を開けても壁の圧迫感が見えない環境を作ることが安心につながります。正に「知らぬが仏」作戦です。目を開けないようにしようとしても、怖いもの見たさで目を開けてしまうもの。一度でも見てしまうと、恐怖は増大します。ただし、暗所恐怖症の方には逆効果となります。
- 安定薬を処方してもらう。病院によっては、事前に相談すれば可能なところがあるようです。
私の方法
- 少々堅い話になりますが、MRIの構造を思い浮かべ、検査の際の自分と機械の位置関係などを考える。つまり、頭の先から足の先までの簀巻き状態ではなく下半身はドーナツの外に出ていることを客観的に認識する。「いま機械に囲まれているのは体の一部分」と理解すれば安心感が増します。
- MRIの検査が始まると「ガーガー、ピーピー」などの大きな音がして、結構びっくりしてしまいます。ヘッドフォンを被せられる(場に似合わないラシックが流れる)病院もあります。一方、そんな音とは別に、MRIから「ズンチャ、ズンチャ」とリズム音が発せられています。私はこのリズム音を「ガーガー、ピーピー」で聞こえなくなっても自分で正確に反復し、「ガーガー、ピーピー」が途切れた時にリズムが合わさるように集中します。
リズム音の正体は?
ところで、MRIから発せられる「ズンチャ、ズンチャ」のリズム音は一体何なのか、とても気になりました。
リズム音を出すことによって、何かの効果を狙っているのでしょうか。
思い切って、検査終了後に技師の方に尋ねてみました。
「あのぉ、どうしてリズム音のようなものを出しているのですか? 患者のリラックスのためですか?」
「ああ、あの音は液体ヘリウムを冷却する際に出る音で、リズム音ではありません」
「え゛っ へ り う む」
「MRIを使用しない時間であっても冷却は必要なので、常にこの音が出ています」
「そ、そうなんですか~」
すっかりリズム音だと思っていた私、恥ずかしいったらありゃしない!
でもね、旅の恥は掻き捨てなのさ!(旦那:旅じゃないけどね)