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【タイヤ交換】足回りの異状 ウォンウォン、ゴロゴロ、ザラザラについての考察 -その4-

さて、タイヤを無事に購入し、作業店へ直送してもらった旦那。

【タイヤ交換】足回りの異状 ウォンウォン、ゴロゴロ、ザラザラについての考察 -その3-

問題解決

作業店の都合によって、到着から6日後に入れ替えバランス作業となりました。

お店の方に現状を伝え、引き取ってもらいました。

およそ2時間後、おニューのタイヤを履いたクラウンが戻ってきました。

お店の方曰く

  • だいぶ静かになりましたよ
  • タイヤの内側に段減り(ヒールアンドトゥ摩耗)がありました
  • 空気圧はメーカー指定240のところ260入れてあります
  • 空気圧を若干高めにすると、内側の段減りを減らすことが出来ます

試乗したところ、これまでの悩みが一挙に解消されていて驚きました。

これまで悩まされたウォンウォン音やゴロゴロ、ザラザラという雑味は段べりが原因だったのです。

しかし、レグノは実質2万3千キロほどしか走っていなく、ローテーションも夏冬タイヤ交換時にきちんとFR用のクロスローテーションを怠らず、強い衝撃もなかったのに… (T_T)

参考 タイヤの摩耗についてブリジストン タイヤサイト

段べりはブロック状のトレッドパターンを採用しているタイヤに多く発生するようですが、GR001はどうなんでしょう?

ブロック状に見えなくもありませんが…

コンチネンタル ExtremeContact DWS06 Plus

タイヤはこれまで紹介していたコンチネンタルのExtremeContact DWS06 Plus

コンチネンタルは日本では今ひとつ馴染みがないけれど、欧州では最も採用されているブランド

ボルボに履いたEcoContact 6が乗り味を劇的に変えたことから、コンチネンタルの素晴らしさを認識した次第です。

ExtremeContactは先に述べた通りブロック状のパターンを有するタイヤなので、空気圧管理とローテーションを確実にしないと、また段べりが発生してしまうかもしれません。

日本の一般道や高速道路を走る前提であれば、スポーツ性能より(性能を発揮する速度域にない)快適性を重視するほうが良さそうです。

このタイヤはどうなんでしょうか???

デザインを比べてみる

レグノGR001は市販タイヤではありえない程リムガードが厚く横に張り出しているデザイン

ホイールを保護する観点で、メーカーが要求したのかもしれません。

ExtremeContactはなだらかな曲線でサイドウォール全体に張りがあり、丸めでツルッとした印象なので、同じ225/45でも一番ボリューミーに感じます。

GR001とは曲面の入り方が逆なのが分かります。

2022年の12週(3月)の製造

ポルトガル製となります

耐摩耗性能を表すトレッドウェアは560

一方、ミシュランはサイドウォールに張りがあるけれどリムガードもしっかり主張するデザインで、ベルベット地のような漆黒の部分がお洒落

力強さと優雅さが見事に融合している秀逸なデザインはミシュランならでは、他の追従を許しません

トレッドウェアは320

製造年は2021年の40週(10月)

デザイン性はミシュランに軍配

サイドウォール形状の違い

コンフォートとしてならコンチネンタル、スポーツならミシュランという印象ですが、タイヤメーカーによってデザインは千差万別、特にタイヤサイドは目に触れるので好き嫌いが分かれるところです。

乗り心地

ExtremeContact DWS06 Plusは浅雪にも対応したスポーツタイヤ(決してオールシーズンタイヤではない)で、コンチネンタルの北米マーケット拡大を担ったタイヤです。

北米では州をまたいで長距離を走る時に、山岳地帯を超えることがあり、そのためオールシーズン的な性能が必要になります。

特徴的なトレッドパターンは、オールシーズンタイヤ的なデザインですが、走りはスポーツ系という面白いタイヤです。

トレッドウェアが560と耐摩耗性能が非常に優れているのが特徴で、トレッドがすり減る前に、ゴムの耐用年数が切れてしまうかもしれません。

人気が徐々に高まり、コスパの良さも相まってサイズが拡大、様々な車に対応可能となっています。

実際に走ってみると、ゴロゴロ・ザラザラという雑味がなく、しっとりと路面を掴んでいる印象。

ロードノイズは穏やかで、初期のレグノにも負けないボリューム、音質は低音寄り。

レグノの初期より圧倒的に静か。

車の動きが軽やかに感じられ、転がり抵抗の少なさを実感。

一般道を法定速度内で流す分には快適そのもので、コーナーもその速度域では超安定、剛性不足でヨレる感じは無し。

高速道路を法定速度内で走る場合も快適性は損なわれない。

直進性が良く、ステリングが落ち着き、車線変更も一発で決まる。

多少ざらついた路面であっても、ノイズは低めでクラウンの快適性をスポイルしない。

特に、段差を乗り越えるときのショックが穏やかになったのは驚いた。

クラウンには電子制御可変ダンパーAVSが装備されているのだが、このタイヤによってコンフォートモードの本来の乗り心地が味わえる。

トレッドは柔らかく、これが本当にトレッドウェア560か、と驚くレベルだが、乗り心地の面では大きな効果を発揮している。

純正装着のREGNO GR001がExtremeContact DWS06 Plusに勝っているのはタイヤの剛性感とグリップ力で、それ以外のNVHなどはすべてExtremeContactが優れている。

このタイヤの乗り心地の良さは優秀だ。

220系クラウンが生まれ変わった

スポーティセダンとしての走行性能と高級車としての静粛性はこれだったと再認識

クラウンの走行性能と快適性を両立させることが出来るタイヤであり、経済性も高いなど他にない個性が満載

やはり、タイヤ選びは重要なのだ

初期状態のGR001も相当に優秀なタイヤと感じたこともあり、今後摩耗が進んでいく中で評価は変わると思われますが、トータルバランスにおいて220系クラウンRSの車格に相応しいタイヤであることは間違いありません。

レグノGR001は初期の美味しいところが長続きせず、比較的早い段階で問題が出てきてしまうタイヤなのかもしれません。

中津スバルの社長さんの動画を紹介します。

GR86が納車されたばかりのタイミングにクラウンのタイヤ交換ということで、少々痛い出費ではありましたが、あのまま悩み続けながら乗ることを考えれば、結果オーライということになります。

我が家の大蔵省に、ひたすら感謝です m(_ _)m

クラウンは毎日の通勤で旦那の大切な命を載せてくれる相棒

タイヤのことぐらいでクラウンを悪く言ってはいけない

そのためならタイヤ代なんか、何ともありませんよ (๑˙❥˙๑)