車の内装をバラす際の注意点 ネジを落とすと大変なことになるのでピックアップツールは必需品

悶々とした日々

実は2週間ほど悶々とした生活を送っていた私。

懲りもせずにまたオーディオ周りをバラしたのはいいのですが、大切なネジをインパネ内に落としてしまったのでした。

下の写真で左側に穴が空いている部分がありますが、ここにはネジがあって、インパネのパネルを固定しています。

このネジを回していた時に、ネジ穴右側の隙間に落としてしまいました。

神は見捨てませんでした。

ATOTOのオーディをを外したところ、見える場所にネジが落ちていました。

ドライバーの先端は着磁されているので、ドライバーをそっとあてがい慎重に取り出そうとしました。

しかし、やはり神は見捨てました。

ドライバー先端の磁力が弱かったため、配線に引っかかったネジはあえなく更に下の方に落ちていったのでした。

あ゛ぁぁぁぁ

断末魔の悲鳴がGR86の中に響き渡りました。

それからというもの、あのネジのことが気になって気になって仕方がありません。

完璧主義だからこそ、悶々とした気持ちが消えません。

意を決して回収作業

やはり、どうしても気になるので覚悟を決めて回収作業を行います。

準備したのは以下のツールたち。

  • 養生セット:マスキングテープ、プレミアム養生テープ、タオル
  • 内装剥がしセット:エーモン、中華製
  • ピックアップツール:ダイソー

まずはしっかり養生です。

カインズのプレミアム養生テープは我が家の定番で、テープの切れ味と粘着力のバランスが最高です。不用意に傷がつかないよう、多めにカバーしています。

次は、インパネ内部を探るために部品を外していきます。

  • 空調スイッチ下部のパネルを外す
  • ネジを2箇所外す
  • サイドブレーキカバーを上方に外す
  • コンソール両脇のカバーを外す
  • ATシフト部分を上方に外す

シフト周りのパーツが取り外せました。GR86のプラパーツは傷がつきやすいので、くれぐれも慎重に作業することが大切です。

インパネ内部にピックアップツールを入れ、試行錯誤を繰り返しました。

10分ほど経った頃でしょうか、奥の方から「カチッ」とかすかな音が聞こえました。

んっ、これはいったかも!

期待を胸に、ピックアップツールを引き出します。

このピックアップツールの先端は超強力なネオジム磁石なので、ちょっとやそっとではネジが落ちることはありません。

ミッション成功です!

言葉に言い表せない喜びと充実感を味わいました!

外したパネルを元に戻し、艶出し剤を施工して全て終了となりました。

このような経験をした立場から、ピックアップツールは車いじりの必須アイテムと言えます。

各パネルの嵌合部の爪にはシリコンスプレーを塗布しておくと、次回の作業がとても楽になります。