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ここまで長い道のりだった
2025年6月4日、トヨタのHP上でようやく発売時期が発表されました。(なぜかすぐに5日に訂正)
以前、電話で対応してくれた方に確認の電話を入れたところ、GRガレージへのソフトウェア到着や作業日程の調整などが確定しておらず、きちんとした内容を連絡できるのが6月下旬になるとのこと。
その後、連絡が来て作業日はさらに後の7月12日に決定しました。
1月の問い合わせから半年が掛かりました。
GR86が生まれ変わった
2025年7月12日、GRガレージにてパフォーマンスソフトウェアをインストールしてきました。(工賃込みで38,500円)
作業に入る前に確認書にサインする必要があります。
アップデートしても普段乗りでは効果を実感できない場合があるとか、ECUは元に戻せないとか…5項目ほどの確認
作業時間は1時間ほど掛かりました。
宮城県内において、GR86パフォーマンスアップデートの施工は7月12日現在で3台とのこと。
その内、ATは私が初めてだとのことです。
オーダーが意外に少ないのにちょっと驚きました
街乗りでも感じられる効果
パドルによるマニュアルシフトダウン制御だけでなく、オートマチック変速の制御も変更され、より加速感が強くなったことによる変化はいかほどか。
- アクセル開度に応じた加速感が変わった。これまでと比べて低いギアを使う制御に変わったのか、積極的にキックダウンして加速感を向上させている。従来だとアクセルを踏んでも緩慢な加速しかしなかったところが、間髪入れずに加速するようになった。
- ノーマルモードは従来のスポーツモードとノーマルモードの中間のような感覚。
- まるで違う車のような元気よさを感じる。


ダウンシフトの許容回転向上は“脳内シンクロ”をもたらす
- パフォーマンスソフトウェアの一番の改良点は、ご存じの通り、ダウンシフト時の許容回転数を最大1,460回転拡大したこと。
- マニュアル操作時、これまでダウンシフトがはじかれていた回転数でシフトダウンしたところ、難なくシフト操作を受け付けた。あのいやな“ピピッ”という音が聞こえない!
- スポーツモードで自動変速時、これまでは4,000回転以下に落ちなければダウンシフトを受け付けなかったので、コーナーのクリップ付近でギクシャクした変速になりがちだったが、改良によってコーナー手前で 4→3→2 とリズミカルにシフトダウンを行ってくれるようになった。正にマニュアル・パドルいらず。
- 「ここでシフトダウンするよな」という経験や感覚とシンクロするのが本当に気持ちがいい。年甲斐もなく「すげーっ!」と何度も叫んでしまった。
私にとってGR86の唯一の不満点ともいえる部分が解決したことで、益々愛着が深まりました。
- ECUの書き換えで4万円は高いと思っていましたが、車の変貌ぶりを体感するとむしろ安いと言わざるを得ません。
- アプライドC型までのユーザーにとって一考する価値のあるソフトウェアだと思います。
発売決定から問い合わせまで...
