2017年の4月のとある日のこと。
買い物に行ったついでに寄ったロレックス正規店で、旦那がいつもよ~り時間をかけて、じぃーっくりとながめている時計がありました。ピンクゴールド系のくるくる回るベゼル、ブラウン系のダイヤル、女の私から見ても、色っぽい時計でした。
旦那のうっとりした目を見た瞬間、
ま、まさか、買うのか?
ディープシーを買ってから、立ち寄るたびに丁寧に対応してくれる担当さんが、「新作です。バーゼル2016で発表された、ヨットマスターの新型です。お似合いだと思います。」とショーケースから取り出して見せてくれました。ちょうど、サブを着けていたので比べてみたのですが、
- ケースの大きさはサブとほぼ変わらず
- ベゼルは両方向に回転(サブは片方向のみ)
- 「エバーローズゴールド」をベゼルとブレスの中央に採用
- サンレイ仕様のチョコレートダイヤル、角度によって放射状の色変化
- トリプルロック竜頭を採用するも、防水性能は100m
ふむふむ、「エバーローズゴールド」とは、変色の可能性があるローズゴールドにプラチナを含有させ、変色を抑えたロレックス独自の技術らしい。
また、ロレックスでは、メッキ加工は一切行っていないので、エバーローズゴールド部分はすべて「無垢」となります。大きさはサブとあまり変わりありませんが、若干重いのはこのせいかもしれません。まあ、ケースの形状も違うから一概には言えませんが、ステンレスより比重の重い金を多用しているのは、やはり贅沢というほかありません。
ロレックスが言う「ロレゾール」は一般的にコンビと呼ばれる、ブレスが2色構成のものですが、イエローゴールド系のコンビは自分には似合わないと思っていました。しかし、このエバーローズゴールドは日本人の肌色にも合うといわれており、実際に着けてみましたが、本当に違和感がないのです。
ほんと、色っぽい、艶っぽい、素敵
その隣に、ヨットマスター・ダークロジウム 37mmの268622がありました。このダークロジウムはヨットマスターとしては大ブレイクしたタイプで、先に見たエバーローズゴールドのものとは発表時期が同じ兄弟にあたります。ただし、同じ40mmの116622は残念ながら欠品中でした。やはり人気があるそうです。奥さまは、こちらの色味が気に入っていましたが、水色の秒針が私には「若すぎ」ました。
さて、エバーローズゴールド 116621に話を戻します。買ったかって?
悩んだ末、買いませんでした。
遊びでつけるには最高ですが、仕事でつけられるか、が最大の悩みどころです。「検討します」と言って、後ろ髪を引かれる思いで立ち去ったのでした。
即断即決の旦那が、珍しく悩んだ末に買いませんでした。まぁ、内心ほっとしたのが正直なところです。
でも、それから、時計雑誌やネットを見ながらため息をつくことが多くなったのです。
もう、手に入れられないかもしれない! ああっ!
旦那とサブちゃんや、ディプちゃんとの出会いは実に運命的なものでした。ロレックスのスポーツモデルは人気なので、一度逃してしまうと正規店ではなかなかお目にかかれないそうです。(このころは、ダークロジウム 116622の人気が高くて、エバーローズゴールドの116621は、そう品薄でもなかったようです。ただし、この記事の執筆時点では、世にも珍しいエバーローズゴールドとのコンビモデルであることや、その希少性から高値・品薄状態になっています)
そして、運命の2017年7月17日。
やっぱり、ヨットちゃん、買うぞ! なかったら、あきらめる!
私は恐る恐る旦那についていきました・・・。
あ、ありました!ヨットちゃん!しかも、新作のブラックダイヤルまで。
もう、旦那は買う気満々です。
「ブラックよりもブラウンがお似合いですね」
「じゃあ、チョコレートで!」
防水性能=100m
リリース=2016年
ケース径=40mm
ケース厚=12.5mm
重さ=161g
ムーブメント=3135
パワーリザーブ=48時間
価格=1,447,200円[/memo]