【香り高い七味唐辛子】東京七味 七色蕃椒堂

最近ハマっているYoutubeが「親方七味」という、七味唐辛子の啖呵売の動画。不思議なことに何度も何度も、暇な時に思わず視聴してしまうのです。

そう言えば、七味唐辛子って料理に欠かせない。七味唐辛子がない生活って、考えられないかも。それだけ、日本の食文化に深く根ざした調味料なのです。

親方七味を有名にした動画

Youtuberの「kunitoko9さん」がアップしている動画が有名。動画によっては100万回オーバーの人気。

なんと、kunitoko9さんは仕事を辞めてまで、親方七味の追っかけをしながら、その様子をアップしているそうです。コメントで「美人の姐さんを狙ったストーカー(^_^;)」と揶揄されたほどの入れ込みようは、すごいものがあります。※kunitoko9さんは妻帯者で、奥さまと一緒に活動しています。

ある動画の中で姐さんが「斜陽が心配された商売だったが(動画のおかげで)今や若い人が買い求めに来てくれる」と喜んで話されているシーンもありました。

動画には、きっぷのいい親方、美人で優しい姐さん(親方の奥さま)、才媛なるゆうゆ(親方の実妹)、英語ペラペラのhitoちゃん(ゆうゆの旦那さま)、ダジャレのヒゲダンディさんなど、個性的な面々が登場します。

そして、この七味を求めて集まるファンの面々も個性的。小親方、メメちゃん、石井さん、車掌さんなど、新手の劇団を見ているようです。

こんな仲間っていいなぁ

と、羨ましくなるほどの一体感。kunitoko9さんのお人柄が皆を集めるのでしょう。

なんと、オフ会まで開催。できれば、自分も参加したかった。

やげん堀の七味唐辛子とは

そもそも暖簾にあるとおり「やげん堀」七味唐辛子として店頭販売しているのですが、東京浅草にある「中島商店」とは関係がないそうです。

「やげん堀」という言葉自体が七味唐辛子を表していることもあり、使っても問題がないようです。

七味唐辛子は別名 薬研堀(やげんぼり)とも呼ばれる。Wikipedia

しかし、Youtubeで啖呵売の七味唐辛子が有名になるにつれて、浅草の中島商店との関連を聞かれるようになり、新たな屋号を考案中だそうで、現在kunitoko9さんは「親方七味」と呼んでいます。

この親方の口上が癖になるというか、テンポの良さがウケて何度も見入ってしまいます。「くぅぁらいところ~」「お客様に合わせて完全調合いたします」「朝夕の食卓の友でございます」「七味は風味と香りで味わいましょう」と口上よろしく、客の要望に答えて「山椒多目」「焼き大目」「陳皮大目」など、お好みで調合してくれるのです。

ここの七味唐辛子は7種類の材料を調合しています。

  • 鷹の爪(四国讃岐の名産)
  • 陳皮(紀州有田の名産)
  • 海苔(東京大森の名産)
  • 白ごま(武州川越の名産)
  • 山椒(静岡朝倉の名産)
  • 麻の実(野洲日光の名産)
  • 焼き唐辛子(信州長野の名産)

みなさんも、動画を見れば病みつきになるかも。

親方グループの七味を手に入れたい

残念なことに、親方グループは関東圏での商売らしく、私が住む場所で購入することは難しそう、と思っていたら、メルカリで「東京七味 七色蕃椒堂」という販売店があるとのこと。早速調べてみたら、動画に親方グループのhitoちゃんとゆうゆの姿が…

メルカリにて「東京七味 七色蕃椒堂」で検索します。

商品の中に、「ご注文の窓口」があるので、コメント欄に希望の辛さとお好み(○○多目)を記入して送信すると、専用品として購入できたり、またはおすすめの商品を紹介してもらえます。

今回私はコメント欄を使わず、単品表示にある「秘伝の中辛(80g)」を購入しました。初めてでしたので、基本となる味を確かめたかったからです。

注文後、4日程度で到着。スマートレターで届きました。

さあ、期待に胸が膨らみます。一体どんな香りでどんなお味なのか?

仙台で買った「中島商店のやげん堀 七味唐辛子」との味の違いは???

香りが段違いな七味唐辛子

中島商店の七味唐辛子は黒ごま、今回購入した東京七味は白ごま。

どちらも美味しいのですが、東京七味のほうが山椒の香りが強く、中島商店の方が黒ごまが香ばしさを主張し、海苔の風味が強く出ています。

口上にもありました、「うちの七味は山椒が多めに入ります」

こちらは中島商店の七味唐辛子

試しに、焼きそばにかけてみました。

左が東京七味、右がが中島商店の七味

東京七味は最後に山椒のピリっとした辛さが料理の味に奥行きを加えてくれますし、一方、中島商店の七味は黒ごまの香ばしさが料理の味を引き立ててくれます。

どちらも個性豊かで、七味唐辛子の奥深さを感じさせてくれます。

東京七味はお好みで味を調整してもらえるので、さらに楽しさが広がります。

気になる辛さはそれほどでもない(中島商店のほうが辛いです)ので、私は大辛がデフォとなるでしょう。次回は大辛のやき・海苔多めで頼みたいと思います。

東京七味をチャーハンにかけてみました。

これが超旨い!

辛さが控えめなので、たっぷりとかけられます。だから、風味や香りが豊かになるのです。この味病みつきになります。オススメです!

大根とひき肉のあんかけにかけてみました。

これが超旨い!

こちらにも大量にふりかけます。ひき肉あんの甘さを七味の香りと辛さが引き立ててくれます。

ミニ牛丼にかけました。

スーパーで売っている下の

牛丼の具を使って、ミニ牛丼。

市販の七味と比べて、香り豊かな七味は牛丼と相性バッチリです。

保存は冷凍庫

七味唐辛子の材料には水分が含まれていません。したがって、冷凍保存が可能です。空いた小瓶に半分ほど入れたら、後はパウチのまま冷凍保存をして、香りが飛んでしまうのを防ぎます。1年程度は美味しく食べられるそうです。

このままだとすぐになくなってしまいそう!

興味を持たれた方は、是非味わってみることをおすすめします。